先日の京都精華大学での講義で参考にした、沖縄の音楽の本がこちら。
民謡研究誌の発行やラジオ番組の司会でも知られる、在野の研究者・仲宗根幸市氏の名著です。
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①『「しまうた」流れ』は、沖縄の音楽を民謡・古典音楽・古謡・新歌などに分類、それぞれの成り立ちや役割をわかりやすく解説。
②「南海の歌と民俗」では、古代まで遡る民謡の起源、八重山・宮古・奄美までの歌の比較や遷移など、さらに深掘り。
③「恋するしまうた 恨みのしまうた」は、沖縄の木やり歌「国頭サバクイ」や道化師「チョンダラー」、奄美の哀歌「かんつめ節」や怪談「いまじょう小」などの謎に迫る研究書。
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沖縄の音楽は、聴くだけに留まらず、歌詞の意味やその背景を知ればもっと楽しくなります。
地理や歴史、暮らしや風習、食べ物からラブストーリーまで、音楽の扉の向こうに広がる沖縄文化の世界に、仲宗根氏の本でぜひ触れてみてください。
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沖縄の歴史学者・高良倉吉氏の著書「おきなわ歴史物語」。
タイトル通り沖縄の歴史を紐解く読み物ですが、”三山統一”や”薩摩侵攻”といった大きな出来事ではなく、そういう正史からこぼれ落ちた庶民の事情や無名の人物の活躍などの、興味深い記録を拾い上げていくエッセイです。
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目次を見ても「遊女から愛する男への手紙」「流人たちの素顔」「人魚と王様」「幕末のコスモポリタン(真栄平房昭)」など、読書欲をそそるタイトルが。
著者の明快な語り口に導かれ、個人を見つめるミクロな視点と、歴史を俯瞰するマクロな視点を行き来しながら、琉球〜沖縄史のロマンを満喫できる一冊です。
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特装版のカバーイラストは名嘉睦稔氏。
著者と睦稔氏は同郷で、この絵も本書のための描き下ろしだそう。
なお「続編」もありますが、こちらは少々趣の異なる内容。
琉球の海外貿易、中国や欧米との交流など、やや硬いテーマを扱っています。
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今はなき沖縄・ひるぎ社が残した「おきなわ文庫」。
本格的な研究書から気軽なエッセイまで100冊近いラインナップがあり、そのテーマも沖縄の自然や歴史から、民俗文化・政治経済までと広範囲。
写真は昨日、お客様のご厚意により入荷した古書13冊。
いずれも名著です!
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沖縄文庫の表紙カバーといえば、写真上の7冊に見られる共通のデザイン(緑と赤の2バージョンあり・版画は名嘉睦稔氏)が標準。
しかし写真下の6冊のように、書籍ごとに異なる絵や写真を用いた特別版があり、これがなかなか個性的・魅力的なのです。
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また表紙カバーの折り返しには、その本の内容紹介を記載。
実はこちらも隠れた名文で、本編を読みたくなる事請け合い。
しかも、標準版と特別版では文章が異なる場合があり、ますますマニア心をくすぐります。
気になる方は、ぜひ店頭でお確かめください!
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