こちらは沖縄・与那原町より届いた絵本、「よなばるまじくものがたり」。
“よなばるまじく”とは、表紙にも鮮やかに描かれる、魚の名前です。
和名は”タイワンダイ”といい、長い背鰭を持つ優雅な姿をしたタイの仲間。
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物語は、与那原町で語り継がれてきた伝承を元にしたもの。
琉球王朝時代、王に使える美しい神女「聞得大君(きこえおおきみ)」が海で遭難、薩摩に漂着して地元の男性と結ばれるも、琉球に戻る事を強いられて…というストーリー。
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聞得大君の悲恋と、よなばるまじくがどう結びつくのかは、本を読んでのお楽しみ。
与那原町の史跡・御殿山(うどぅんやま)や、運玉森の三津武嶽(みちんだき)も登場します。
親子・夫婦の情愛を描きつつ、琉球の歴史や信仰に触れる第一歩としても、ぜひご家族で読んでいただきたい一冊です。
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