愛治郎さんの太郎冠者の表情が豊かでよく伝わってきて可愛い。愛嬌たっぷり。
松四朗さんの醜女、体格いいわね…。気も力も強そう。頼もしそう。醜女ちゃん、かわいいよね。
愛三朗さん上臈は動きがおっとりと品が良い。
大名の千次郎さんの愛嬌見ると、六段目の不破とのギャップよ。
大らかでのどかな空気が漂ってて、楽しく観た。
松四朗さん源六の強引さが芝居を進める。相手の話半分で自分の都合の話を始めそうな奴だな←
翫政さん千崎、勘平に五十両戻して座る前のわずかな時間にも思い入れが満ちてる。勘平への叱責で、喉を絞らず少し叫ぶような台詞だったの良かった。熱いぜ。勘平血判後に失神しかけて千崎が支えるとこ激胸アツ。
五段目 佑次郎さんの定九郎は写実な感じ。猪は一直線に上手へ駆けて行った。中はどなたが…?
今年も充実の勉強会。
初回から芝居の流れがとても良い。
全体に会話の部分、静かに緊迫する部分、と芝居の空気作り/切り替えが行き届いてて観やすい。ダレない。
六段目 當史弥さんのおかや、与市兵衛の死に直面してからの、間の使い方身体のタメ、とてもドラマチック!台詞も強さがあってでも若くなってしまわなくて。このお母さんとても好き。
松十郎さん勘平、お才の財布に気が付くところ声の調子で客席も緊張が走る。おかやに財布取られた後の、身体が震えてしまう狼狽えた様、情けなさが良かった。
腹切ってからの勘平の痛みの表現の段階がよく出来てる。
山崎街道での千崎とのやり取りの侍振りと、内に戻った時とでガラッと変えてる。
千壽さんお才の説明って綺麗に頭に入ってくる。聞かされてるのではなく、すっと話聞いちゃう。
りき彌さんのおかる戸口を閉めて背中で泣くところ、おかる自身での決断とは言え痛切。
千次郎さんは年寄りのお百姓→年嵩の侍→若い大名と兼役多くて忙しいけど、役柄毎の演じ分けが見事。不破で重々しさが出るの流石。
きーちゃんの歌声たっぷり浴びてきた!宝塚だとカットされてる部分も含め、素敵な音楽を素晴らしい歌声で堪能。本来触れないものを抱き締めるような、表情と歌声が最高…。
きーちゃんだとクリスティーヌは世間知らずっていうより、色々気にしないタイプの子って感じがする。面白い。
ビストロの場面、エリックの歌声が聴こえてきて安心したクリスティーヌが実力を発揮できる~ていうの、宝塚演出なのね?あれすごく好きで…。
ウェイターのお二人とても良かった!
クリスティーヌが常に裏表なく純真であるから、my true loveがエリックにとって酷で…同時に美しくて…酷いんだけど、好き…。
エリックがクリスティーヌに「あなたこそ私の光」と歌うのが堪らない…。エリックが闇の中でしか生きられない運命である事が強調されているから、音楽の神は彼には微笑んでいないから…光の下で、人々の前で歌う、神に愛された人であるクリスティーヌの眩しさが伝わる。
(続)
毎年無邪気に楽しい!楽しい!と思える大好きな公演。今回竹本も入って豪華だし、立体的な立廻りも迫力。だんまりは奥行きも使って複雑だったり。劇場の使い方が上手くて、観てて集中切れる間がない。
それぞれ役柄が立ってることと、台詞聞いてて楽しいのが何よりかもしれないな~。
格好いいお役の千次郎さん好き~(о´∀`о)
千壽さんは二役の区別はっきり、間の良さ、突っ込み具合の良さ。
ワルいお役の松十郎さん、相変わらず超いい。ザ・色悪。また、タテことばの気持ち良い人。
愛治郎さんは同じ悪役でもセコさを出す。
翫政さん可哀想だよ~痛い痛いよ~(´;ω;`)この人何も悪くないのに!
千太郎くん周りも明るくする雰囲気がある。台詞もしっかり。頼もしい。
子役さん素晴らしい、武家の子息らしさがある。
りき彌さんへの客席からの甘い空気☺️☺️☺️
佑次郎さん千次郎さんの藤棚の上に上がっての立廻り、格好いい!
「沼津」
扇雀さんは十兵衛初役なのか!お米にデレるところが楽しい。親子の目を盗んで仏壇に手を合わせるとこ好きなんだけど、その後の後ろ向きで泣いてるのを隠すのとても好き。
孝太郎さんのお米は竹本が「瀬川」の名前で語るのが似合うお米というか、印籠を盗むのも全て夫の為と覚悟が決まっている強さが感じられる。しかし辛いなあお米。
がんじろはんは「褒めてもらって何怒ってんねんけったいなやっちゃな」的なとこがすごく合ってるな。お米の心を汲んで折檻する振りのとこ分かりやすい。台詞はやや聞き取りにくい。ところで、だから竈に火が残ってるのかー。
寿治郎さん安兵衛の「しかし合点がいかんな」良いわあ。
扇雀さん「小買い」じゃなくて「荷物持ち」って言ってたかなあ。
沼津は長いけど、面白いお芝居だなあ。
客席降りてる間、置いてけぼりになる座席の人が(たくさん)いることはやっぱり考えるけど。
千本松原は、舞台が整いまくっててすごい。
「曽我の石段」
隼人さん虎之介さん台詞も立廻りもきびきびしてて朝一番に気持ち良い。
染五郎さんが五郎似合ってて意外だけど良かった。下駄の上でも親指ずっと立ててるんだねえ。
「娘道成寺」
大阪でやってくれてありがとう菊之助さん!!
とても贅沢だー。丁寧で質量感があって隙がない。可愛らしいけど甘過ぎない。
山尽くしあたりから最後までの盛り上がっていく様、迫力凄かった。正直鐘への怨念とか今まで気にせず見てたけど(オイ)、積み重ねられていく気迫のうねりの様なものが感じられて、でも踊りと一体になってて、とにかく凄かった。ありがとうございます菊之助さん。
懐紙も投げてるのね。
私が観た日の舞尽くしは千次郎さん。
お芝居の交通整理がつくと一幕目もっと楽しくなる。
幸四郎さんはご本人に似合うものを毎年なさるなあ。選び方が上手なんだろうなあ。おきちが米吉さんなのも良い。
米吉さんの泣き方が役・状況に合っててとーても好きだった。虎之介さんも健気な台詞でしっかり泣かせる。
染五郎さん引っ掻き回し役をがんばっている。隼人さんはまだしっくりきてなさそう。役の人格は染五郎さんの方が滅茶苦茶なんだけど笑。面白いな。
千壽さんおっとりした役柄。
番附まだ買ってなくて分からないんだけど、泉屋の見習いか何かの女の子2人組めっちゃ可愛い。超可愛い。
えっ吉弥さんがんじろはん扇雀さん孝太郎さんそれだけー?夜それだけー?吉弥さんなんか昼夜併せてこれだけー?ええー?
あまり観たことがない演目であるらしい。
瀬尾次第で芝居のリズムが決まってきそう。ところで瀬尾は何故あのタイミングで東屋の話をするのだろう、と観劇中に思ったけど床本で読むと違和感ないな…。
船が着いて赦免状を読み上げたりしてる間、千鳥が岩蔭から様子を窺ってるのが可愛らしい。瀬尾が俊寛を足蹴にした後、俊寛が千鳥を庇ってキマる姿が印象的だった。
一人船を見送る俊寛の、若干フリー演技的な部分で客席がすごい盛り上がった。文字にすると「お~い」と言ってるだけなのだけど、仁左衛門さんの音遣いと目線で心掻き立てられるものが大きい。
切り穴開けて、海にズブズブ入って行く、砂に足を取られる描写。浜に上がると着物下半身が濡れて重くなってるように感じるお芝居マジック。
船からの声が聞こえなくなり、ますます遠ざかり、影も見えなくなる、全て俊寛を見ていればはっきりと掴める。