(続き)
『ウォール街』みたいな、あの時代の買収やM&Aの狂騒を描いた作品って多い。
ゴードン・ゲッコーは『プリティー・ウーマン』のエドワードのようなもんだし、『摩天楼はバラ色に』にもあんな投資家はわんさか登場していた。一攫千金を狙ってNYに来た主人公っていうところ、チャーリー・シーンもマイケル・J・フォックスも共通してる。
『ワーキング・ガール』は主人公も悪役も女性で、すごくいい。ハリソン・フォードが女たちの活躍をジャマしないのもいい。昔、こういう映画観ながら、「あぁ、アメリカっていうのは、こんなにたやすく人が解雇される国なんだ」と怖く感じた。
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『ウォール街』
マイケル・ダグラス、こんないい役がゲットできてよかったねと思った。分かりやすい悪役で。
私の目には悪役と映ったしオリバー・ストーンも忌々しく思いながら撮っただろうに、この映画の影響でゴードン・ゲッコーに憧れて投資家になる若者が急増したというのだから、オリバー・ストーンと一緒におーまいがーと頭を抱えたくなる。
“greed,for lack of a better word, is good”
石田純一の「不倫は文化」発言を思い出した。美化もたいがいにしろ、っていう。
かたや、マーティン・シーンのあの顔のしわ、あのしゃがれ声、どう考えてもこの映画で一番まともで一番かっこいい!!
証券会社と証券取引所の狂騒。あんな所に身を置いたら、まぁまともな感覚を失うのも当然だと思う。巨万の富を得ても、まだ満足できずにもっと稼ごうとする、あれは一種の依存症。ギャンブルのような勝負に身を投じるスリル、勝った時の快感と全能感。絶対に近づきたくない。
主人公とダイアンがマンションの内装を工事する場面、コンクリートに接着剤を塗って神殿風の建材を貼ったり、アート風の壁にしたり、ああ、ほんとこいつらの「富」なんてハリボテだと思った。
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