新刊「リメンバリング オキナワ」は、沖縄の過去(1950~70年代)と現在(2022)を風景写真で比較。
実はかつて、趣向を同じくする本がありました。
それが「カラーおきなわ 今と昔」(1973刊)。
ただしこの本の”過去”は明治~終戦直後、”現在”は日本復帰直後なので、”現在”の風景写真もかなり貴重。
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例えばこの本の”現在”では首里城も再建前なので、戦後城跡に建てられていた琉球大学の校舎が写っています。
他にも明治~戦前の那覇の街並みや史跡、山原や宮古・八重山の景色が、復帰前のそれと写真で比較され、詳しい解説もあって読み応え充分。
風景だけでなく、産業や風俗への言及もあり。
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解説の執筆者は、大田昌秀・阿波根朝松・川平朝申ら錚々たるメンバー。
「リメンバリング…」には川平朝清氏が寄稿していましたが、「今と昔」の川平朝申氏はそのお兄さん。
お二人とも、戦後の沖縄で報道・マスコミの復興に尽力した方々。
この2冊に、奇しくも時を超えて川平兄弟の名が並んでいます。
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