で、酔っ払いながら、録画した『ゴジラ KOM』を見た。
ヘンテコな映画なんだけど、文法とか定形とか全部ぶち壊しにして暴走しきった、異形の一本なんだけれど、盆と正月と黙示録と古代の大祭祀が全部混ざって爆発したような手のつけられなさが最高に気に入ってる。
全身炎をまとい迫りくるゴジラなんてもうまんま不動明王(笑)、 荒御魂。
アメリカ人がよくぞこんな「神」をスクリーンに出し得たなと感嘆する一方、そのアメリカでの評価は散々だったというのが物悲しさと「そりゃそうだろう」を同時に感じさせてくれて味わい深いです。
結局気が付くともう何度も見ている。
多分自分にとっては最高の映画の一つなんだと思う。