『路上の陽光』#チベット文学 #書肆侃侃房 #感想
チベット文学なので正直気が重かった。『星月夜』李琴峰 でも書かれているが中国の問題があるので。
しかし、それが一番色濃く出ているのは『風に託す』と『遥かなるサクラジマ』で後はチベットという国のなかの生き方や滅びゆく文化、子供達の未来を描いたものだった。「川のほとりの一本の木」の卑怯ないじめっこはもしかしたら中国の暗喩かもしれないけど。
『遥かなるサクラジマ』は日本滞在時に着想を得たそうだがそんな短い間に新幹線の描写、相容れない年上の日本人の夫の人となりがいやよくもこれだけリアリティをもって描けるものだと思う。笑顔の消え方とか、わかる日本人は悪気はなく寧ろ礼儀としてそれを行うんだけどよく観察されてるなー。
冒頭の出稼ぎの若者の話、三部作らしいのでまた続刊期待してます。
チベット語からの翻訳は星泉さんという研究者の方らしいが素敵な文章だった。
『路上の陽光』#チベット文学 #書肆侃侃房 #感想
チベット文学なので正直気が重かった。『星月夜』李琴峰 でも書かれているが中国の問題があるので。
しかし、それが一番色濃く出ているのは『風に託す』と『遥かなるサクラジマ』で後はチベットという国のなかの生き方や滅びゆく文化、子供達の未来を描いたものだった。「川のほとりの一本の木」の卑怯ないじめっこはもしかしたら中国の暗喩かもしれないけど。
『遥かなるサクラジマ』は日本滞在時に着想を得たそうだがそんな短い間に新幹線の描写、相容れない年上の日本人の夫の人となりがいやよくもこれだけリアリティをもって描けるものだと思う。笑顔の消え方とか、わかる日本人は悪気はなく寧ろ礼儀としてそれを行うんだけどよく観察されてるなー。
冒頭の出稼ぎの若者の話、三部作らしいのでまた続刊期待してます。
チベット語からの翻訳は星泉さんという研究者の方らしいが素敵な文章だった。