昨今の大企業の多様性・ポリコレ的な公正平等を重視する文化はどこから生まれたのか、というのを肯定的に論じてみたいと思います。
CourseraにGoogleデータアナリティクスというデータ分析の手法を学べるコースがあるのですが、コースの最初で実際にGoogleはデータ分析をどのように人材活用に活かしているか、という話が出てきます。
Googleが実践している人材活用の一環として、データ分析を応用したピープルアナリティクス(人材分析、人間分析)があります。
これは企業で働く人々に関わるデータを収集、分析し、事業運営の改善につながる知見を得るための手法です。
HRアナリティクス、ワークフォースアナリティクスとも呼ばれてますね。
まずデータ分析を通じて従業員と、従業員が業務の中で経験する事柄に関する知見を得ます。その知見をもとに、より生産性が高く、活気ある職場環境を定義し整備します。
それにより従業員の潜在能力がフルに生かされ、多様な事業や公正な企業文化を実現することができる訳です。
昨大企業の多様性・ポリコレ的な公正平等を重視する文化は、こうした人材活用・ピープルアナリティクスの手法が元ネタだった訳ですね。