【1939年3月15日】朝6時、ドイツ軍は「チェコ人とスロバキア人との対立の鎮圧とチェコ国内に散在するドイツ人住民の保護」を口実にチェコ全土を占領し、同日、ヒトラー自身がプラハ市民の前に現れた。チェコの併合により、ドイツはチェコの全軍事施設、兵器工場、労働力などを獲得した。
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【1939年3月15日】朝4時チェコスロバキア大統領エミール・ハーハがチェコをドイツの保護国とする宣言文に署名。ヴェルサイユ条約によりドイツ封じ込めのために建てられたチェコスロバキアが消滅し、歴代ボヘミア王の居城であるプラハ城に鉤十字旗が翻った。
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2006年にチェコの #プラハ を旅した。憧れた東欧の美しい街は、ロシアのオルガリヒ(半グレの商人たち)に占拠され、土産物屋にはロシアの軍帽とマトリョーシカが並んでいた。外貨両替所はお城の近くにあるようなところでも、法外な手数料を取り、そこから飛び出してきたアメリカ人が「ディス・イズ・クリミナル!」と叫んでいた。
あの頃から、私のように東欧を旅した人は、ロシアンマフィアとプーチンがやばいことになっているなと気づいていたはず。でも、多くの人にとってロシアや東欧の事情は他人事で、ほとんどの人が危機感を発信しなかった。もちろんロシア国内にいる人たちも。その沈黙の積み重ねで今、戦争でたくさんの人の命が奪われ、街が破壊されてしまったんだなと。
そして、映画を見ると、ナワリヌイ氏暗殺未遂事件で、暗殺に加担した科学者や医師が姿を現す。人間としての道に外れているという自覚があっても、そう生きるしかないことの恐ろしさをひしひしと感じました。75年前の日本人もこうだったんだろうなというタイムカプセルを開けたような感覚もあって、本当に衝撃の映画でした。