「災厄の馬」感想 #読書 #積読解消 #早川書房 #ポケットミステリ
16頭の馬が殺され頭が埋められていたという出だしだがポケミスらしくミステリーというより純文学に近い。多くの登場人物が交差するが全員孤独で自分の世界に閉じこもっている。読者はそのなかを移動している感じだ。ちょうど今ウルフの『波』を読んでいるがあれくらい視点が次々映る。あれほど意識だけってことはないので一応客観的な視点の文章だが。
途中思ってもみなかった要素が飛び出してきたり、ぶつぶつと視点がかわるので飽きにくく読みやすい方だとは思う。
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