筑摩書房 現代フランス哲学 / 渡名喜 庸哲 著 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075741/
Rust を楽しく書いて学ぶにはとても良いテーマだなと思いました一方で、一冊かけてこの結果までしか出力できないとなると、本格的ゲーム制作には途方もないなと感じるなど……
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凪良ゆう『流浪の月』
読了しました。
心をかきむしられる小説とは本書のような作品の事を言う。幼児誘拐事件の加害者と被害者。一見すると危険な組み合わせだが、彼らの関係は一言では言い表せない複雑なものだった。
この本で描かれるデジタルタトゥーは今、もっと酷くなっている。犯罪を犯した者はその全てを暴かれ、特定され、居場所を奪われる。人によって追い詰められる事。それが新たな犯罪のきっかけになるとは誰か一人でも思わないのだろうか。確かに危険な人物は残念ながら存在する。
閑話休題。
この作品は「人」が描けている。そして世の中にあまねく存在する悪もまた、ハッキリと分かりやすい形を取っていないが、描かれている。その悪とは「好奇」である。「同情」や「正義感」、大勢の人々が、我々が、好んで押し付けたがるものによって、潰されそうになる人々もまた、この国にはいるのだ。
#読了 #マストドン読書部
『さぶ』を #読了
齋藤孝さんの『読書力』とか、他の小説本などで推薦されてたからずっと読みたかった本です。
「さぶ」って人と、「栄二」の友情です。
どんなに不遇な目にあっても、ときが癒してくれる。どんなひどい人でも、どこかに正義がある。
もっとたくさんのことを学んだけどまず最初の読後感としてここにメモしておきます。
兎に角、良い体験でした。
櫛木理宇『虎を追う』
読了しました。
これはすごい。櫛木というとシリアルキラーを登場させたり、オカルト系を執筆したりと様々なジャンルに手を伸ばしてきたが本作はその中でも新たな地平、さらに言ってしまえば最高傑作のラインを超えたのではないか。
冤罪を疑ってきた死刑囚の死、それが元刑事を動かす。彼は孫と共にネットを駆使して世論を動かす。そんな中、真犯人を名乗る人物から新聞社に一通の証拠が送られてくる。
実際にあった事件を基にしながら、登場人物全員に焦点が当てられた展開は完全に娯楽小説のそれだ。真犯人に迫る展開はサスペンス小説のそれだし、ロジカルに謎が解かれていく点はミステリ小説のよう。様々なジャンルを飲み込み、結末にひた走る様に息を飲め。
#読了 #マストドン読書部