「あの」参政党も取り入れているというメソッド、コミュニティ・オーガナイジングの本をざっくり一周してみました。
鎌田華乃子
「コミュニティ・オーガナイジング ほしい未来をみんなで創る5つのステップ」
https://honto.jp/netstore/pd-book_30630896.html
筆者が「日本で社会運動が起こりにくいのはなぜか」NYに渡り、コミュニティ・オーガナイジングとはなにかを社会運動の現場で学び、持って帰ってきて書いたのがこの本です。
日本の人が抵抗なく読める本を目指して作られているだけあって、知識がなくても読みやすかったです。
実例より前に小学校の子どもたちが学校の環境を少し改善する、そんな例をつかいながらコミュニティ・オーガナイジングのやりかたを説明しています。
①最初から全員を巻き込もうとやみくもになるのではなく、社会問題に直面している当事者、そして当事者と同じくらい思いを共にしている人で集まる。(これは5-10人と言われる)
②まずはこの少人数のメンバー同士が、社会運動を通して能力を伸ばし、リーダーシップを育みあえることがカギ。
③このメンバーがまた別のメンバーのリーダーシップを育み、新しいリーダーたちは、また新たなメンバーのリーダーシップを育んでいく。
このようにして徐々にメンバーを増やしていく。
めちゃくちゃイヤな、でもめちゃくちゃ分かりやすいたとえを出すと、ねずみ講のメンバーの増えかたと同じ。
④弱みを隠さず、弱さに直面したときの選択、そしてその結果を「わたしのストーリー」として語ることで共感を得る。一緒に行動したいと思ってもらう。
⑤みんなちがう自我と個性のある人間だけど、共通していることもある前提に立ち、「わたしたちのストーリー」を語ることで一体感を感じてもらう。
⑥今行動する理由を語る。緊急で直面している困難、それを乗り越える道筋と希望を語るというかたちで。
こんな感じ。つづきはなにで出そうかな。
コミュニティオーガナイズ自習できる資料集
https://undou.net/blog/2023/recommended-introductory-books-for-learning-community-organising-co/?amp=1
8月から再開の予定です
テーマは「維新を知る/コミュニティオーガナイズ」です。
コミュニティ・オーガナイジングとは
https://communityorganizing.jp/co/info/
多様性のあるメンバーが互いにリーダーシップを取り合う「5つのリーダーシップ」
1ストーリーをつたえる
2関係づくり(一対一の対話)
3チームづくり(仲間増やし)
4戦略立て
5アクション(を共に起こすコミットメントをつくっていく)
わたしもまだよくわかっていませんが、とても有機的で人間味のあるものとして、それを使ったアクションは映るのではないかと。
であれば、維新のようなハリボテ・デタラメのストーリーは、それによって自然に力を失い、退場を強いられるのではないかと。
甘いかもしれませんがそんな期待をして、本紹介、知識共有をしていこうと思います。
こちらのサイトには無料の資料もあります。よかったらリンク先だけでも読んでみてください。
8月から再開の予定です
テーマは「維新を知る/コミュニティオーガナイズ」です。
コミュニティ・オーガナイジングとは
https://communityorganizing.jp/co/info/
多様性のあるメンバーが互いにリーダーシップを取り合い、つまり対等な立場で、それぞれの持ち物などをいかして、メンバーの目標達成のためにはどのようにそれらの持ち物、人脈など生かしていけばいいか対話を重ね、ストーリーを見出し、仲間を増やし、結果にコミットしていく…
わたしもまだよくわかっていませんが、とても有機的で人間味のあるものとして、それを使ったアクションは映るのではないかと。
であれば、維新のようなハリボテ・デタラメのストーリーは、それによって自然に力を失い、退場を強いられるのではないかと。
甘いかもしれませんがそんな期待をして、本紹介、知識共有をしていこうと思います。
こちらのサイトには無料の資料もあります。よかったらリンク先だけでも読んでみてください。
ふぅ…ほぉ…。
ジュディス・バトラーの「非暴力の力」、4月の半ばから七夕ごろ🎋までかかりましたがようやく全部目を通しました…(うち2ヶ月ほどは横目でチラ見→開く気にもならず…)
正直読み終えてみて今も「なんやねん、これ」っていう文章でしたが(非常に読みにくい文章でした)
一応学びになる箇所もなくはなく、ノートに重要と思われる箇所も転記しました。本日金曜日、気分がのったら3ヶ月ぐらいぶりに #マストドン非暴力部読書会 再開の運びになります。
気分がのったらね。
そして8月4日金曜日の「しんや喫茶もらんたん」朗読コーナーでは詩の朗読をする予定です。
ピザ窯の前にたたずみながら、夏のぼんやりした頭に着想した珍奇な迷作です。
今日日青春ていうのは、駆け抜けるもんではなく、抜け出すものなのかも知れませんですね。
知らんけど。
ふぅ…ほぉ…。
ジュディス・バトラーの「非暴力の力」、4月の半ばから七夕ごろ🎋までかかりましたがようやく全部目を通しました…(うち2ヶ月ほどは横目でチラ見→開く気にもならず…)
正直読み終えてみて今も「なんやねん、これ」っていう文章でしたが(非常に読みにくい文章でした)
一応学びになる箇所もなくはなく、ノートに重要と思われる箇所も転記しました。本日金曜日、気分がのったら3ヶ月ぐらいぶりに #マストドン非暴力部読書会 再開の運びになります。
気分がのったらね。
そして同じく本日金曜日の「しんや喫茶もらんたん」朗読コーナーでは詩の朗読をいたします。
ピザ窯の前にたたずみながら、夏のぼんやりした頭に着想した珍奇な迷作です。
今日日青春ていうのは、駆け抜けるもんではなく、抜け出すものなのかも知れませんですね。
知らんけど。
100分de名著 ジーン・シャープ回まとめ
第1回 独裁体制は見かけほど強くない
なぜジーンシャープか?
→一般の人が関われるような(勇敢さのそこまでいらない)
人を殺さなくていい民主化の方法
独裁側と民主化側の間に「交渉」は可能か
→基本的にムリ。抵抗は必要。
どうやって暴力に訴えずに抵抗するか
→戦略的に「支えることをやめる」
独裁側が依存している力の源を断つ
「独裁体制に服従する7つの要因」 1習慣 2制裁への恐れ 3道徳的義務 4自己利益 5支配者との心理的一体感 6無関心 7不服従への自信の欠如
独裁体制を抜け出すためには
→なによりも恐怖感を克服する必要がある
「非暴力でたたかってこそ」勝算が得られるとシャープは考えている
→暴力に訴えた場合、民主化側は独裁側に敵わない
非暴力は時間がかかるかに見えてじれるという人もいるだろうが
民主化運動で短い期間で政権が倒れたこともすでに前例あり
(ビロード革命/マルコス政権崩壊)
どんな独裁政権にも
弱点
内部の無能
個人間の競争
機関的非効率性(ここわかりみ)
組織間・部門間での争い
がある
どんなに難攻不落に見える独裁政権も
こうした弱みが政権の影響力を削ぐ
そしてそれは
状況の変化、意図的な抵抗に傷つきやすくする
第2回 非暴力という「武器」
非暴力に対する誤解
何もしないことでもない
受け身的なことでもない
さまざまな戦術を駆使して
準備を練った
複雑で多様なたたかい
心地的
物理的
社会的
経済的
政治的な方法がある
土俵そのものを無効化する
弱点を突き、どう実践するか
巻末にある
非暴力198の方法(後で共有します)
当然ながら全部をやる必要はない
非暴力2分の柱
・力の源を断つ
・政治的柔術=相手の横暴を逆手に取っていく
エジプト革命2011
デモ参加者惨殺
暴行を受けた青年の映像がSNSで拡散したことが
追い風になった例
戦略的計画を持たないと
力が分散し
犠牲は無益なものに
目標は
独裁体制の打倒に限られると
次の独裁者が現れる
そうではなく
民主主義の樹立
社会の基盤づくりを目標にする
抵抗運動の担い手から
民主主義の担い手に
抵抗運動の人間の大部分は
戦略的に考えることに慣れていない人たち
だがそれでは民主化は叶わない
いよいよ成功事例
セルビア ミロシェビッチ追放運動
1998「オトポール!(セルビア語で抵抗)」という学生グループが主催
シャープの仲間ロバート・ヘルヴィーから戦略づくりを手伝ってもらい
本の中にある内容を実践
特にメディア批判に力を入れた
警察には同じ国民としての情に訴えた
あせったミロシェビッチが選挙の前倒しを発表したが
オトポール!が選挙不正を暴露
⚠️1つ前訂正
特に「「メディアと警察の弱体化」」に力を入れた
警察には同じ国民としての情に訴えた
「警察も同じ体制の犠牲者だ」と
ロバート・ヘルヴィーは政権を支える柱を1つ1つ弱体化させる戦略を立てた
しかし柱を壊さないで民主化運動へ移行する(=民主化勢力の側につかせる)のが理想的
政権を支える柱
・警察
・労働者組織
・軍
・メディア
・その他(…その他!?)
・政党
・公務員
例に挙げた
セルビア ミロシェビッチ追放運動は
非暴力を貫き通したという
キャンバスCANVAS(応用非暴力行動・戦略センター)
オトポール!のメンバーが2005年に創設
今現在、民主化運動をしている人たちにとっては頼もしい存在
しかし
シャープは非暴力闘争を戦略的に計画するときに
鍵となるのは当事者の力量だという
(以下、本文引用)
「すべての戦略計画は
立案者たちが物理、歴史、統治、軍事、文化、社会、政治、心理、経済
そして国際面を含む戦争の全体状況について
豊富な理解を持つことを求める
戦略はその特定の闘争と
その背景が持つ文脈においてのみ立案が可能になるからだ
最も大切なのは
民主化運動のリーダーと戦略計画立案者が
目的とその理由の重要性を査定すること
その目的は大規模な闘争に値するのか?
またそうだとしたらなぜか?
そうして闘争の真の目的をはっきりとさせるのは
決定的に重要なこと」
現状を冷静に分析するためには
次のような問いに対する答えを
自らで用意する必要がある
・自由を達成するために障害となるのは主に何か?
・どういった要素が自由達成を促進するか?
・独裁体制の持つ主要な強みは何か?
・独裁体制の抱える弱みにはどんな種類のものがあるか?
・どの程度まで独裁体制の権力の源を攻撃することが可能か?
・民主化勢力と一般民衆が持つ強みは何か?
・民主化勢力の弱みは何か、またそれはどのように補強することができるか?
・闘争に直接関わらないが、独裁政権側、あるいは民主化勢力側を援助する、
または援助するかもしれない第三者はどんな状況か?
もし援助するとすれば、どんな方法か?
中見氏
「精神論や理想に多くの人は走りがちだが
軍事的な戦争も情熱だけではたたかえない」
第2回では、感情と衝動に任せない綿密な戦略を立てることの大切さが説かれました。
これに関して、本の中に重要と思っている箇所があるので付記しておきます。
”民主化勢力が、目前の問題に集中するあまり、独裁政権打倒のための包括的戦略を見失ってしまうのには、他の理由もある。それは、自分たち自身の奮闘によって独裁政権に終止符が打てるのだということを、心の底で信じていないことだ。〜真の希望を持たないのにもかかわらず、彼らは高潔さや歴史のために独裁政権に反抗を挑むのだ。自分ではそれを認めないだろうし、またそう意識もしていないだろうが、自分たちの行動に勝ち目はないと見なしている。従って、長期的で包括的な戦略計画を立てることにメリットが見出せないのだ。”
今、読んでいて心に響いて泣いてしまったので。ふと同じく自分たちの力を信じていない方とこの言葉を共有したいなと思いました。
第3回 #非暴力 ゆえの勝利
「安全な隠れた不服従」
まずは小さな目標を1つ1つクリア
自信を持っていく
自由や平和といった漠然とした表現でなく
身近で具体的な問題を取り上げていく
有効なのがシンボルを持つこと
・オレンジ色(ウクライナ)
・ひまわり(台湾)
・雨傘(香港)
・白紙(⇦何かを書くと消されるの意 中国)
(:誰でもすぐ持てる物が多い💡)
多くの人が無理なく始められて続けられる抵抗
いつもと同じ生活を行いながら
小さく行う非暴力
ストライキ自体にハードル感じても
わざといつもより非効率に動くぐらいなら抵抗低いかも
特定時期に病欠・ミス増える
ならハードル下がる
民衆に民主化闘争の共感が広がってきたら
次の目標は独裁体制を支える人に働きかけること
「警察・官僚・軍隊が
独裁政権を完全に支持して命令に従うなら
独裁政権を倒すのは非常に難しいか不可能である」
警察・軍隊へ働きかける時は
彼らの忠誠心を綿密に査定した上で
こちら側につく可能性ありそうなら
民主化が彼らの命を脅かすものでないことを理解してもらう
ただし彼らに正面からの抵抗を勧めても無理な場合多い
「密かに巧みに」
すぐさま反乱を求めることはやってはいけない
気づかれることなく
⚠️静かに着実に独裁政権の力削ぐのこそ目的
「非政府組織の基盤の強化」
独裁政権崩壊後を視野に入れ味方につけるとよいとされる非政府組織
・芸術家団体
・文筆家協会
・労働者団体
・商工会組織
・多くの人が接点を持つ各種愛好家団体
など
既存の政府と競合する民主的な並行政府を樹立し
ゆくゆくは新政府として役立てることを見越したもの
「好きなことを好きなようにできていない状態をわかってもらうのは
アプローチもしやすく、団結も早そうだし強そう」と司会両氏
並行政府の成功例)
サユディス(「運動」の意)
今回主役のリトアニアがソ連から独立する際
国民を既存政府の側から引き寄せ
中心的役割果たす
結成1988年
初めは民主化運動組織だった
他の同じ状況下で、ともに独立回復に向けて連帯を模索していた
バルト三国(エストニア、ラトビア)を牽引するような形で
同年夏、「歌う革命」が起きる
それぞれが祖国の歌を歌い、三国の一体感を高めていった
翌1989年8月23日
バルティックチェーン(人間の鎖)
三国の首都を結んで手を繋ぐこの運動は
バルト三国をほぼ縦断する
(全長600km/参加者200万人)
1990年2月
この大規模な運動により
リトアニアの総選挙でサユディスのメンバーが圧勝
独立の機運が高まる
(グラツィナ・ミニオタイテ(哲学者・政治学者)
シャープに「市民力による防衛”Civilian-Based Defense”邦訳有」原稿見せられシャープ理論必要と確信、リトアニアに持込む※
ヴィータウラス・ランズヴェルギス(音楽学者)
最高会議議長に就任するとソ連の動きに先んじリトアニア独立回復宣言
シャープ理論に従い並行政府として機能させる
※1989年9月冷戦終結直後非暴力行動に関する会議モスクワで開催
ミニオタイテはシャープにリトアニア独立を直接相談
見せられた「市民力による防衛」原稿スーツケースに詰込み急ぎリトアニア語に翻訳・要約、サユディスメンバーに配布
これがリトアニア新政府樹立に向けての行動指針とし大いに役立つ
ソ連の親ソ連派に働きかけた分断工作に
・ソ連からの攻撃には非暴力で対応し
・新政府の発したメッセージにのみ従うようメッセージ出す
←シャープ原稿に学んだ内容
ソ連が既存の通信手段奪いプロパガンダ流す恐れあった為
新政府は議会庁舎内にラジオ局開設
さらに
ソ連が武力行使に及ぶ事態想定し
それを世界に伝えることを目的に
独自のテレビ放送開始※
※テレビ放送局建設に首都にいた技術者多く参集。零下25度の極寒の中何時間も働いたことで独自の放送体制整えた)
「血の日曜日」
1991年1月11日早朝
リトアニアの議会庁舎
13人死亡/500-700人負傷
非暴力で抵抗した市民にソ連が発砲
死者も出したがあくまで非暴力を貫いた
ソ連軍の発砲、攻撃の場面を世界中に
議会庁舎内のラジオ局から放送、その後テレビでも放送。
これが功を奏し、
欧米中心にがソ連の行動を非難し出した
欧米諸国ではゴルバチョフはイメージが非常によかったため
テレビ放送がなければ強く非難することは非常に難しかったと言われる
1991年4月
再度の軍事介入を予想し、シャープから新政府は首都で直接助言を受ける
特に有名なもの
「挑発的な行為で武力行使の口実を与えるな」
すでにソ連に非難が集まっている状況
非暴力を貫けば、ソ連は武力行使が難しくなる
1991年8月19日
ソ連国内の保守派がクーデター
クーデターの首謀者が側近だったことから
ゴルバチョフとソ連共産党の権威は失墜
クーデターから半月後の1991年9月、ソ連はバルト三国の独立を承認
(ソ連でのクーデター未遂について
1991年8月19日
・ソ連国内の保守派が
ゴルバチョフをクリミア半島の別荘に軟禁
・エリツィンが記者会見、クーデターの向こうを訴える
モスクワ市民もクーデターへの非暴力不服従行動を展開
すると軍部からも離反者が出て
わずか数日でクーデターは失敗に終わる※
※8月20日-22日
・クーデターに抗議する数万の人々がモスクワの最高会議ビル周辺に集まる
・軟禁されていたゴルバチョフがモスクワに戻る
・クーデターの首謀者が逮捕される
少なくともモスクワの若者が
・「非暴力行動198の方法」を数百枚コピーして広め
・非暴力闘争の方法をまとめた小冊子を2000部近く配布した
皮肉にも非暴力によって救われることとなったゴルバチョフだが
クーデターの首謀者が側近だったことから
ゴルバチョフとソ連共産党の権威は失墜
クーデターから半月後の1991年9月、ソ連はバルト三国の独立を承認)
「堅固で鍛錬されたものであり続けること」
軍事戦争でも
勝利を収めるのと同じほどの数が
敗退に屈することを忘れない
だからこそ
情勢判断を忘れず
またメディアに取り上げられる=成功ではない
モチベーションを貫く
「自己犠牲」に酔わない
政権崩壊がすぐさまユートピアにつながるわけでもない
やはり平和はどこまでも、不断の努力。重い仕事と長い努力。
「半信半疑で始めた運動は実を結ばない」
とシャープはしばしば言っている(中見真理氏談)
第4回 新たな独裁者を生まないために
独裁体制崩壊直後が一番大事
軍部によるクーデターなどに気をつけ
民主化体制を機能させ
政治的空白を作らない
旧体制組織で半民主的な部分で撲滅すべきものは何か 見極めろ!
残すべきものは何か
旧体制の高官たちの処遇は
新体制のもとで活かせるなら生かすのも手
例)マンデラ政権
独裁政権を倒した後に
新政権や暫定政府が
すぐにやるべきことは
完全な政治的・個人的自由が書かれた
民主的憲法の制定
権限が明確に分離された三権分立
警察、諜報、軍隊の活動
合法的な政治的干渉を禁止するために
厳しい制限が必要
連邦制=地方分権
民主主義体制を守り
独裁的な偏りや手段を防げるように
憲法は地域、州、そして地元レベルの政府に大きな権限を与え
連邦制どを築くことが望ましい
憲法の制定は
新たに作成の場合は
そのプロセスに民衆を参加させ
やさしい言葉で書かなければならない
新しい政治制度によって
多様な見解を持ち
方法論も異なる人たちに
同等の機会が与えられ
将来の問題に取り組むための
建設的な仕事や政策の構築を
続けていくことが望まれる・・・
(とあり、長く続く民主主義を整えるための具体的には書かれていない)
1948年に軍隊を廃止したコスタリカ
その判断は大変な覚悟と判断、たたかいを経て勝ち取ったもの
外交努力も物凄い努力をしている
こういうものこそわれわれは学ばなければならない
自由や平和は維持するための努力やコストが必要
日本の平和憲法は棚からぼたもち的に手に入った
それゆえか日本人には
国際関係について望ましい環境を作り上げるという意識が弱いように思われる
「自由はタダではない」
"Freedom is Not Free"
どんなに渇望される自由でも
それを外部の力が抑圧された人々に与えてくれることはない
その自由は自らの手で
どう勝ち取るのかを学ばねば手に入らない
中見さんが考える問題点
・アメリカ型民主主義への姿勢
いい面も多いが
いき過ぎた実力主義・自由競争・格差の拡大と
様々な問題を孕んでいる
・米は民主主義を掲げて侵略行為の過去もあるが
その過去にほぼ触れていない
・民主的政権で強権的政治リーダーが生まれる危険性にシャープは言及していない
(シャープが亡くなる前年にトランプ政権誕生)
・部分的に暴力行使を認めてしまっている
なぜ部分的暴力を認めてしまったか?
本書はミャンマーの民主化運動の為書かれた
ミャンマー反政府運動のリーダーが「非暴力」という言葉に強い抵抗
了解得て具体的行動計画に関する文書も作り上げるも
軍事政権が少数民族の大虐殺計画の現状、非暴力だけではたたかえないと主張
説得試みたが最終的に妥協
非暴力貫くことはシャープ理論において重要なポイント
手引書としては暴力を厳しく禁じるべきだったと中見氏
後述通り非暴力理論は権力側も研究し尽くしている
非暴力の側も更に進化させていく必要
「なぜ市民的抵抗は機能するのか 非暴力闘争の戦略的ロジック」(米・2011)
1900-2006起きた政府を倒した抵抗運動
参加者1000人以上の323件を徹底調査
勝率:
暴力闘争26%・非暴力闘争53%
政権崩壊後の体制:
暴力闘争→新たな抑圧的支配体制
非暴力闘争→民主主義体制
非暴力で抵抗拡大すると
独裁政権が得意な暴力的抑圧に簡単に威嚇されたり屈服しなくなる
効果的な力行使した経験はすぐに忘却されない→耐性ある民主主義社会
非暴力は男性でなくとも参加しやすい
失敗例も
イラン大統領選結果への抗議デモ(2009)
体制側が選挙結果をめぐる対立が続く中、治安部隊が女子学生射殺
世界中に放映され政治的柔術に発展するかに見えたが
バルト三国・セルビアの成功からシャープ理論知れ渡ってしまい
手の内読まれること増えた
プーチン政権も反体制運動盛んになった時、第2回登場のセルビア・オトポール!研究して反革命組織NASH(ナーシ)結成
効率や利益求める社会は強力なリーダーシップに頼りがちゆえに独裁者出やすい
見極めろ!
「平和」という言葉が口から出ても、誰もが自由と正義を伴った平和を意味しているのではない
ヒトラーもしばしば平和を求めたがそれは自身の望むところに人々を降伏させること
他国に脅威与える「専守防衛」になっていないか
他国に不安与えるなら必ず日本の不安となって跳返ってくる
社会変えていくには力つけた個々人が個人として立ちながらも結束し、大きな勢力形成していくことを目指す必要
問題解決可能な組織的運動に発展させるには、を苦しみながら考える必要か
非暴力は日本にない発想「闘争」もする。単純なものではない
中見先生…よう言うてくれたなこれ。
「この『なぜ市民的抵抗は機能するのか 非暴力闘争の戦略的ロジック』は
2012年に前年に出版された中から『最も優れた政治学・国際関係論の書物』として米国政治学会から表彰された
米国の政治学や国際関係論の専門家たちは
それまで非暴力論をまともに扱ってこなかった
非常に強い衝撃を与えた
経済的な観点からも
軍事的な介入を抑えていきますよね、これからね、当然ね
そこへ日本がのほほんと軍事力増強してなんて出ていったら
ほんとにバカみたいですよね」
#マストドン非暴力部
#マストドン非暴力部読書会
第五回 4/15(土)
「市民的抵抗」から「市民的抵抗キャンペーンを効果的にするものは何か?」p.134-144
**************************
次の地方選、そして入管法改悪反対など、これからまだまだ必要な社会運動とその潜在参加者に向けてちょっと景気のいい話をと。
うまくいきやすい社会運動の4つの鍵
1.あらゆる社会的地位から集まる、大衆の参加
2.政権支持者の忠誠心を変化させる
3.デモに限らない、幅広い戦術
4.抑圧を前にしても規律と強靭さを保つ
つまりどういうことかというと、道徳的な正しさを追求するのではなく、運動に政治力を持たせることだ。
前回の「なぜリベラルは敗け続けるのか」にも通じている。
ある党の選挙のお手伝いでポスター貼りをやった時のこと。同じ地域の別の党の方がポスターを貼りにきた。
朝から大変ですね、みたいなことと、相手の党の推し議員を褒め合うような話をしていたら、そこに通行人が通りかかった。
そしたら
その人、すぐにそっち向いて
「〇〇党をよろしくお願いします!」
って言ったよね。
あまりの変わり身にびっくりしたんだけど、
「ほう。政治的駆け引きはこういうものか」ってかなり印象に残っている。
そういうしたたかさを(持ちたくないのはやまやまだけど)持とうね、ってとこで、見習うべきはゆ党の戦略的なところでしょうか。さぁ、いやがらずに目をかっ開いて見ようぜ!見たくねえ‼︎見る!
参加者には「たとえばいまColaboを守るには、どんな社会運動をしたらいいと思うか」、上の4つの鍵を意識した上で考えていただきました。
皆さん深夜で眠い中、アイデアを出し合ってくれました
消えないのおうどんは、「話しやすい」らしいです
なので
今後この読書会は参加型にしていってみよう、と思っています
「本の内容を踏まえて、じゃあ今現実に起きているこんな状況に対して何してみる?まちがっててもいいから自由に話してみましょう😆」
そんな感じね。
まちがってていいっていうのは、出さなきゃアイデアや主体性は出ないからです。間違いをスグ指摘される日本にいて批判的思考力を磨くのはむずかしスギ!だから一緒に練習します。
これ提案なんですけど、いろんなところでやっていきましょ、相手を責めない、アイデア出し合いっこ。細かいこと言っている場合じゃない。
みんなブレーンストーミングする機会が必要!優秀な人じゃなく、おれたちがアイデアを出し合う、受け取り合ってみることが必要。
消えないの理想は百花繚乱なので、いろんなところで「おおっ」てなるアイデアやイベント、政治的ムーブメントが生まれまくってほしい。絶対もっと出るって!おれたちは出せてまうんやって!だって今まで秘めてたんやから。
もう今からでも、収拾つかないくらいいろんなアイデア、生まれまくってほしい。最初から実現前提で話し合わなくてもいいと思います。とりあえずアイデア出して恥ずかしがらず話す、👄聞く、👂練習。⚾️
アイデアを出し合うこと、人のことばを聴くことはいちご狩りや花を摘むのと変わらないと思うんですよね。
聴いてもらうと、またアイデア出したくなるし
人のアイデアに触発されて、そこから出てくるアイデアもあります。
その中に拾えるもの、強力な政治力を秘めた宝物が、きっとあります。だってこんだけ毎日政治のこと考えてるんだから。足りないのはそれを試す環境だと!
話題の映画「RRR」を観てきたんですけど、非暴力の発想の根幹に、「相手の愚かさを逆手に取る」という部分が大いにあるなと感じていて。ジーンシャープはそこはあまり強調しない印象だけど。今ある強大な愚かさを間に受けるんじゃなく、逆手に取れないものなのかな。というインスピレーションがあの映画にはある。
消えないのおうどんは、「恥はかき捨て」でやっていきますよ。
そしてお互いに寝ながら悩んでほしい「宿題」を出し合って、おひらきになりました。
#マストドン非暴力部
#マストドン非暴力部読書会
第五回 4/15(土)
「市民的抵抗」から「市民的抵抗キャンペーンを効果的にするものは何か?」p.134-144
**************************
次の地方選、そして入管法改悪反対など、これからまだまだ必要な社会運動とその潜在参加者に向けてちょっと景気のいい話をと。
うまくいきやすい社会運動の4つの鍵
1.あらゆる社会的地位から集まる、大衆の参加
2.政権支持者の忠誠心を変化させる
3.デモに限らない、幅広い戦術
4.抑圧を前にしても規律と強靭さを保つ
つまりどういうことかというと、道徳的な正しさを追求するのではなく、運動に政治力を持たせることだ。
前回の「なぜリベラルは敗け続けるのか」にも通じている。
ある党の選挙のお手伝いでポスター貼りをやった時のこと。同じ地域の別の党の方がポスターを貼りにきた。
朝から大変ですね、みたいなことと、相手の党の推し議員を褒め合うような話をしていたら、そこに通行人が通りかかった。
そしたら
その人、すぐにそっち向いて
「〇〇党をよろしくお願いします!」
って言ったよね。
あまりの変わり身にびっくりしたんだけど、
「ほう。政治的駆け引きはこういうものか」ってかなり印象に残っている。
そういうしたたかさを(持ちたくないのはやまやまだけど)持とうね、ってとこで、見習うべきはゆ党の戦略的なところでしょうか。さぁ、いやがらずに目をかっ開いて見ようぜ!見たくねえ‼︎見る!
参加者には「たとえばいまColaboを守るには、どんな社会運動をしたらいいと思うか」、上の4つの鍵を意識した上で考えていただきました。
皆さん深夜で眠い中、アイデアを出し合ってくれました
消えないのおうどんは、「話しやすい」らしいです
なので
今後この読書会は参加型にしていってみよう、と思っています
「本の内容を踏まえて、じゃあ今現実に起きているこんな状況に対して何してみる?まちがっててもいいから自由に話してみましょう😆」
そんな感じね。
まちがってていいっていうのは、出さなきゃアイデアや主体性は出ないからです。間違いをスグ指摘される日本にいて批判的思考力を磨くのはむずかしスギ!だから一緒に練習します。
これ提案なんですけど、いろんなところでやっていきましょ、相手を責めない、アイデア出し合いっこ。細かいこと言っている場合じゃない。
みんなブレーンストーミングする機会が必要!優秀な人じゃなく、おれたちがアイデアを出し合う、受け取り合ってみることが必要。
消えないの理想は百花繚乱なので、いろんなところで「おおっ」てなるアイデアやイベント、政治的ムーブメントが生まれまくってほしい。絶対もっと出るって!おれたちは出せてまうんやって!だって今まで秘めてたんやから。
もう今からでも、収拾つかないくらいいろんなアイデア、生まれまくってほしい。最初から実現前提で話し合わなくてもいいと思います。とりあえずアイデア出して恥ずかしがらず話す、👄聞く、👂練習。⚾️
アイデアを出し合うこと、人のことばを聴くことはいちご狩りや花を摘むのと変わらないと思うんですよね。
聴いてもらうと、またアイデア出したくなるし
人のアイデアに触発されて、そこから出てくるアイデアもあります。
その中に拾えるもの、強力な政治力を秘めた宝物が、きっとあります。だってこんだけ毎日政治のこと考えてるんだから。足りないのはそれを試す環境だと!
消えないのおうどんは、「恥はかき捨て」でやっていきますよ。
そしてお互いに寝ながら悩んでほしい「宿題」を出し合って、おひらきになりました。
#マストドン非暴力部
#マストドン非暴力部読書会
第四回 4/8(土)
「なぜリベラルは敗け続けるのか」
**************************
政治思想が近くても、ちがっていても
人はそれぞれちがうもの
左派にありがちなのが
生活に不安を抱える人には
その人の生活負担解消こそが平和である
それに対し左派が繰り返し強調する憲法の重要性に
好ましい反応、手ごたえがなかったという状況
こうしたとき
いかに相手を捨てずに拾い、仲間(本の中では「友だち」)にできるか
という本でした。
「わかってない/勉強が足りてない」
みたいな態度では
仲間は増えないから
それこそもっと政治的な発想で身の回りから仲間を増やしていこうじゃないか、と。
**************************
日頃政治参加を積極的になさっている方の中でも
こうした「味方づくり」「足場づくり」を大切にしてらっしゃる方はいますね
こういう方を見ると輝いて見えますが
なかなか見習って真似できるものではない
(なんかそういうマニュアルほしい、個人的には)
「だれでもできること」で意見にのぼったのが
思想や世代が少し違う方のことこそ
いいねやBTをちょこちょこ行っていくこと
できたらその世代に共有される『気をゆるす手続き』を経ること
4/9の統一地方選の選挙結果との対比でなかなか切ないものがございますが…。
(友だち減っとるやんけ…。)
((※4/23も、それ以降も地方戦はあります))
ただ、現在の事態は
先の衆参院選で野党が敗退した時点で予想のついた状態
あの時から予想してきた以上には悪くなることはない
とも最近考えるのです
(それだから最悪だとも言えますが)
選挙のたびに健気に落ち込みますし
人権蹂躙の現実を考えるといつだって
心やことばが汚れてしまったり
それを仲間に指摘されても素直に受け取れなくなってしまったり
いろんなことがありますが
まぁ2023年まで国が残ってたってだけでもすごいことだし
同じような気持ちで生きていてくれる仲間がここのSNSだけでそれだけいてくれるかって考えたらそれもすごいこと
なにも当たり前じゃないって思います
みんなすごいぞ!
第四回 #マストドン非暴力部読書会 課題本
「なぜリベラルは敗け続けるのか」#読了
なお本日4/8(土)22時ごろ〜Audonで読書会予定。
◇要約◇
善悪つけてキレイにやりたいと思っても
現実に生活で困っている人にとっては
その生活負担解消こそが平和であり
左派が繰り返し強調する憲法の重要性や
それに好ましい反応、手ごたえがなかった時の
「わかってない/勉強が足りてない」
みたいな返し方では相手の立場に立てていない上から目線で
要は好かれないし友だちも増えない
(思想が強いとますます思われ果てしなく広がる距離感)
また国政選挙では過半数が野党に投票してきたことは決して少なくないにも関わらず、その票は割れてしまっている。自党の存在感を出そうとした結果、野党票を割ってしまっているし、またリベラル同士でも「あの党とだけは組みたくない(維新除く)」とさえお互いに言っている。与党が大喜びする現状。
田中角栄は地盤づくりを金に頼りすぎた
国の議題にまでのぼってくる問題が答えの出る問題だけであるはずがない
自分の気持ちがキレイであることはどうでもよく
「どう問題を解決し、思うような未来を選び取るか」のため
清濁あわせ飲んで選択する局面もある
延々と意見をあつめ、答えの出ない問題に右往左往していくのではなく
意見をあつめたら行動もしていく、またその行動が現時点でいかに最善かを説得し続けること含め政治だ。
私たちは社会や学校あるいは家庭でそれを既にやっているはずで
政治だけがキレイに運ぶはずはない
ましてや市民運動と議会での法の通し方はちがうから
議会で通じるよう、「翻訳」しなくてはならない
そこまで考えられるのが政治に対する成熟である
◎好ましい点
筆者(1962生)と近い世代、またはその少し下の年代の長年リベラルできた人間にとり、凝り固まったものをほぐす作用が期待できる。
またその辺りの世代のリベラルがなにを見てきたかが多少わかる。
読後筆者のTwitterを見ると、なるほど「友だちをつくりやすい」運用とはこのようなものなのか、と本書刊行3年後の筆者の言動を立体的に感じられた。
(新刊「教室を生きのびる政治学」の表紙と見出しがのっていたがターゲッティングも良さそうであるし、本書より洗練されている予感はある)
△不満または違和感を感じた点
今はもうこの段階ではないのではないだろうかという違和感を拭い去れていない。
また単純明快な話を丁寧に説明しすぎじゃないだろうか。
最後から読む私の問題か、それでいて終盤は呑み込みにくく感じられた初読感。
自分が本書を機に変われるかといったらむずかしい気がする。
(特に維新と組み、泉氏が目立つ今の立憲への個人的に複雑な感情をどちら側に吹っ切ればいいか悩みながら読んだ
野党全体の分解も2019年時点よりずっと進んでいることも懸念材料)
第四回 #マストドン非暴力部読書会 課題本
「なぜリベラルは敗け続けるのか」#読了
なお本日4/8(土)22時ごろ〜Audonで読書会予定。
◇要約◇
善悪つけてキレイにやりたいと思っても
現実に生活で困っている人にとっては
その生活負担解消こそが平和であり
左派が繰り返し強調する憲法の重要性や
それに好ましい反応、手ごたえがなかった時の
「わかってない/勉強が足りてない」
みたいな返し方では相手の立場に立てていない上から目線で
要は好かれないし友だちも増えない
(思想が強いとますます思われ果てしなく広がる距離感)
また国政選挙では過半数が野党に投票してきたことは決して少なくないにも関わらず、その票は割れてしまっている。自党の存在感を出そうとした結果、野党票を割ってしまっているし、またリベラル同士でも「あの党とだけは組みたくない(維新除く)」とさえお互いに言っている。与党が大喜びする現状。
田中角栄は地盤づくりを金に頼りすぎた
国の議題にまでのぼってくる問題が答えの出る問題だけであるはずがない
自分の気持ちがキレイであることはどうでもよく
「どう問題を解決し、思うような未来を選び取るか」のため
清濁あわせ飲んで選択する局面もある
延々と意見をあつめ、答えの出ない問題に右往左往していくのではなく
意見をあつめたら行動もしていく、またその行動が現時点でいかに最善かを説得し続けること含め政治だ。
私たちは社会や学校あるいは家庭でそれを既にやっているはずで
政治だけがキレイに運ぶはずはない
ましてや市民運動と議会での法の通し方はちがうから
議会で通じるよう、「翻訳」しなくてはならない
そこまで考えられるのが政治に対する成熟である
◎好ましい点
筆者(1962生)と近い世代、またはその少し下の年代の長年リベラルできた人間にとり、凝り固まったものをほぐす作用が期待できる。
またその辺りの世代のリベラルがなにを見てきたかが多少わかる。
読後筆者のTwitterを見ると、なるほど「友だちをつくりやすい」運用とはこのようなものなのか、と本書刊行3年後の筆者の言動を立体的に感じられた。
(新刊「教室を生きのびる政治学」の表紙と見出しがのっていたがターゲッティングも良さそうであるし、本書より洗練されている予感はある)
△不満または違和感を感じた点
今はもうこの段階ではないのではないだろうかという違和感を拭い去れていない。
また単純明快な話を丁寧に説明しすぎじゃないだろうか。
最後から読む私の問題か、それでいて終盤は呑み込みにくく感じられた初読感。
自分が本書を機に変われるかといったらむずかしい気がする。
(特に維新と組み、泉氏が目立つ今の立憲への個人的に複雑な感情をどちら側に吹っ切ればいいか悩みながら読んだ
野党全体の分解も2019年時点よりずっと進んでいることも懸念材料)
#マストドン非暴力部 読書会
#マストドン非暴力部読書会
第三回 3/31(金)
「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」から(後半)
**************************
後半はキリがないくらい色んな抵抗運動が紹介されていて
全部は紹介し切れないので
その中から大きく分けて
・LGBTQ+(他の社会的弱者との連帯含む)の抵抗
・K-POPファンの抵抗
・観客と演者の境界をなくす抵抗
を紹介しました。
下の2つは
演者が主観と客観の両方で舞台で生きてるように
観客もまたただの傍観者でないことを教えてくれます
中でも消えないが感嘆したのは
観客と演者の境界をなくす試みの演劇
アウグスト・ボアール「変革のリハーサル」
以下、「°屁音」から引用〜
軍事独裁政権下のブラジルでもこんな試みが。
ボアールという劇監督がいて、お芝居をやる、筋書き通りにやる。
ただし途中で筋書きにツッコミを入れたくなったら、客は入れていいというのだ。
(ここをもう少しこうしたら?)なんて、観客の立場では誰もが一度は思うこと。
それを提案していいし、参加だって時にはしていい。
観客と演者を行き来しながら、現実世界での抑圧をどう脱却するかさまざまに模索していく。
ボアールさんは観客と演者の境をなくした。
それを幕が降りた後実際の生活でできると促したんだ。
〜
(もっと知りたい人はこういう記事もネットでたくさん出てくるのでおすすめ
Vol.3「アウグスト・ボアール『試みの演劇』の成立背景
―ラテンアメリカ民衆演劇運動とブレヒト受容―」
(世田谷パブリックシアター)
2009年12月20日(日) 13時~15時
里見 実
(國學院大學非常勤講師)
https://setagaya-pt.jp/lecture/archive/archive_d_2009_02_03.html )
季刊「°屁音」でほかの社会活動にも大いにふれています
https://fedibird.com/@moran_aoki/110121261807080827
4/9 AM3時ごろまで印刷できますのでよろしかったらどうぞ
お時間のある方は
今回の紹介本
「プロテストってなに?」を
図書館で借りたり、入手したりして
出来うる経路から内容をシェアしたり
今ご自分が解決したいと思う問題について「この本が解決のヒントになるかもしれない」と思ってご覧になることかと思います
話すと面白さは伝わりづらいものの
「いろんなことをいろんなところでいろんな人が」しているんだな、と思い知らされる体験は
日本で生活していると得にくいものなので
日本は特に低いと言われる
「批判的思考力」
こういうところから気軽に身についていくと思います
なんかやりましょ😄
第四回は「なぜリベラルは敗け続けるのか」を取り上げて話す予定です
遅読ですので準備が間に合うかどうかヒヤヒヤしていますが
選挙が近いのでギリギリまで諦めずにいろいろ働きかけられたらと思っています
今後ともマストドン非暴力部と非暴力部読書会をよろしくお願いいたします
#マストドン非暴力部 読書会
#マストドン非暴力部読書会
第三回 3/31(金)
「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」から(後半)
**************************
Audonあるある:
必ず所定の時間を過ぎる
というわけで90分〜2時間ぐらいしゃべっていました。
後半はキリがないくらい色んな抵抗運動が紹介されていて
全部は紹介し切れないので
その中から大きく分けて
・LGBTQ+(他の社会的弱者との連帯含む)の抵抗
・K-POPファンの抵抗
・観客と演者の境界をなくす抵抗
を紹介しました。
これらについて季刊「°屁音」でも大いにふれています
https://fedibird.com/@moran_aoki/110121261807080827
4/9 AM3時ごろまで印刷できますのでよろしかったらどうぞ
特に
観客と演者の境界をなくす抵抗
アウグスト・ボアール「変革のリハーサル」
は必見です
(いつかマストドンでもサラッとシェアするかも知れませんが
取り急ぎこの記事を共有します
Vol.3「アウグスト・ボアール『試みの演劇』の成立背景
―ラテンアメリカ民衆演劇運動とブレヒト受容―」
(世田谷パブリックシアター)
2009年12月20日(日) 13時~15時
里見 実
(國學院大學非常勤講師)
https://setagaya-pt.jp/lecture/archive/archive_d_2009_02_03.html )
お時間のある方は
今回の紹介本
「プロテストってなに?」を
図書館で借りたり、入手したりして
出来うる経路から内容をシェアしたり
今ご自分が解決したいと思う問題について「この本が解決のヒントになるかもしれない」と思ってご覧になることかと思います
話すと面白さは伝わりづらいものの
「いろんなことをいろんなところでいろんな人が」しているんだな、と思い知らされる体験は
日本で生活していると得にくいものなので
日本は特に低いと言われる
「批判的思考力」
こういうところから気軽に身につけていきましょう♪
第四回は「なぜリベラルは敗け続けるのか」を取り上げて話す予定です
遅読ですが選挙が近いのでギリギリまで諦めずにいろいろ働きかけられたらと思っています
今後ともマストドン非暴力部と非暴力部読書会をよろしくお願いいたします
#マストドン非暴力部 読書会
#マストドン非暴力部読書会
第三回 3/31(金)
「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」から(後半)
**************************
Audonあるある:
必ず所定の時間を過ぎる
というわけで90分〜2時間ぐらいしゃべっていました。
後半はキリがないくらい色んな抵抗運動が紹介されていて
全部は紹介し切れないので
その中から大きく分けて
・LGBTQ+(他の社会的弱者との連帯含む)の抵抗
・K-POPファンの抵抗
・観客と演者の境界をなくす抵抗
を紹介しました。
これらについて季刊「°屁音」でも大いにふれています
https://fedibird.com/@moran_aoki/110121261807080827
4/9 AM3時ごろまで印刷できますのでよろしかったらどうぞ
特に
観客と演者の境界をなくす抵抗
は必見です
(いつかマストドンでもサラッとシェアするかも)
お時間のある方は
これを図書館で借りたり、入手したりして
出来うる経路から内容をシェアしたり
今ご自分が解決したいと思う問題について「この本が解決のヒントになるかもしれない」と思ってご覧になることかと思います
話すと面白さは伝わりづらいものの
「いろんなことをいろんなところでいろんな人が」しているんだな、と思い知らされる体験は
日本で生活していると得にくいものなので
日本は特に低いと言われる
「批判的思考力」
こういうところから気軽に身につけていきましょう♪
第四回は「なぜリベラルは敗け続けるのか」を取り上げて話す予定です
遅読ですが選挙が近いのでギリギリまで諦めずにいろいろ働きかけられたらと思っています
今後ともマストドン非暴力部と非暴力部読書会をよろしくお願いいたします
#マストドン非暴力部 読書会 第三回
本日(3/31)時間早まり17時ごろ開始となります。
時間は1時間以内です。
遅刻早退ご自由になさってください。
前回に引き続き「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」という本から
今回は最新の社会運動を中心に紹介します。クィアのトイレなどの権利、K-POPファンの本気、デジタルを使った「バーチャルな座り込み」などなど…消えないセレクトでお伝えします。
(本の前半/後半に分けて開催・今回は後半)
何回も言うけどこの本はほんと面白いです。
子どもと一緒に読むのもおすすめです。
2021年に出たんだけど
かわいい蛍光のサーモンオレンジの表紙
子どもから大人まで読める本になっています
https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-841-5/
#マストドン非暴力部 読書会
#マストドン非暴力部読書会
第二回 3/24(金)
「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」から(前半)
**************************
ごりごりの寝不足で更新遅れました。頭に血が巡り始めたので更新します。
古今東西ありとあらゆる抵抗運動をだべりながら ただひたすらあげていくゆるい回でした。(いつもゆるいが)
「あきらめない心をもつ大人と子どもたちへ」
こんな書き出しから始まるこの本
https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-841-5/
ストライキはなんと古代エジプト、ピラミッドをつくる人々の待遇改善を目的とした抗議の座り込みから始まります
古代ローマも市民が定期的にローマを去っては必要な権利を獲得してきたそうです
この本の画期的な点は
能動的な権利の獲得のみならず
単に逃げ出すこと、他の仲間の逃亡を助けることも
抵抗活動の1つの形だと認めている点でした
奴隷制とたたかう上で、ジャマイカではクイーン・ナニー、米メリーランド州ではハリエット・タブマンという奴隷女性が逃亡に成功し、それぞれに後から逃げてくる奴隷のための集落、逃亡を手助けするため尽力、クイーン・ナニーの集落に至っては1000人以上の奴隷の逃亡を助けたと言います
消えないも一度行ったニュージーランドにはマオリ族という先住民族がいますが、マオリ族のアプローチも大変面白く。こ子から先は「°屁音」にゆっくり書こうと思います。(字数にキリがない)
その他、紹介した抗議の方法
音を使った
・ゴミ箱の音楽(シリア・デモのできない状況下で)
・ジャズはヘイトじゃない(デンマーク・極右政治家に対して)
・沈黙のパレード(公民権運動時のアフリカ系アメリカ人発)
植物を育てる
・ゲリラ・ガーデニング
・ピープルズ・パークに力を
言葉を読む、書くetc.の抗議
・読書による抵抗(タイ・5人以上集まれない状況下で)
・図書館利用者による抗議活動
・レズビアン・アベンジャーズのガイドブック
何もしない抗議
・我慢くらべ(インド植民地時代)
交通手段
・スローな変化(チリ・ピノチェット軍事独裁政権に対して)
・運賃無料(下記詳細)
最後の「運賃無料」というのは2018年、愛媛県のバス会社が競合の参入により雇用がなくなることを恐れた従業員たちが起こしたストライキです。
「運賃受け取りません」バスと路面電車でスト 両備労組
村上友里 沢田紫門2018年4月27日 13時01分
(朝日新聞
日経、毎日も取り上げている)
https://www.asahi.com/articles/ASL4V5H4LL4VPPZB00Z.html
#マストドン非暴力部 読書会
#マストドン非暴力部読書会
第二回 3/24(金)
「PROTEST! プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動」から(前半)
**************************
ごりごりの寝不足で更新遅れました。頭に血が巡り始めたので更新します。
古今東西ありとあらゆる抵抗運動をだべりながら ただひたすらあげていくゆるい回でした。(いつもゆるいが)
「あきらめない心をもつ大人と子どもたちへ」
こんな書き出しから始まるこの本
ストライキはなんと古代エジプト、ピラミッドをつくる人々の待遇改善を目的とした抗議の座り込みから始まります
古代ローマも市民が定期的にローマを去っては必要な権利を獲得してきたそうです
この本の画期的な点は
能動的な権利の獲得のみならず
単に逃げ出すこと、他の仲間の逃亡を助けることも
抵抗活動の1つの形だと認めている点でした
奴隷制とたたかう上で、ジャマイカではクイーン・ナニー、米メリーランド州ではハリエット・タブマンという奴隷女性が逃亡に成功し、それぞれに後から逃げてくる奴隷のための集落、逃亡を手助けするため尽力、クイーン・ナニーの集落に至っては1000人以上の奴隷の逃亡を助けたと言います
消えないも一度行ったニュージーランドにはマオリ族という先住民族がいますが、マオリ族のアプローチも大変面白く。こ子から先は「°屁音」にゆっくり書こうと思います。(字数にキリがない)
その他、紹介した抗議の方法
音を使った
・ゴミ箱の音楽(シリア・デモのできない状況下で)
・ジャズはヘイトじゃない(デンマーク・極右政治家に対して)
・沈黙のパレード(公民権運動時のアフリカ系アメリカ人発)
植物を育てる
・ゲリラ・ガーデニング
・ピープルズ・パークに力を
言葉を読む、書くetc.の抗議
・読書による抵抗(タイ・5人以上集まれない状況下で)
・図書館利用者による抗議活動
・レズビアン・アベンジャーズのガイドブック
何もしない抗議
・我慢くらべ(インド植民地時代)
交通手段
・スローな変化(チリ・ピノチェット軍事独裁政権に対して)
・運賃無料(下記詳細)
最後の「運賃無料」というのは2018年、愛媛県のバス会社が競合の参入により雇用がなくなることを恐れた従業員たちが起こしたストライキです。
「運賃受け取りません」バスと路面電車でスト 両備労組
村上友里 沢田紫門2018年4月27日 13時01分
(朝日新聞
日経、毎日も取り上げている)
https://www.asahi.com/articles/ASL4V5H4LL4VPPZB00Z.html