@temsit
> また誰もが「正解を求めてしまう」のも大きな問題になっています。皆さんは小学校からずっと「正解」を求める勉強をしてきたと思います。だから物事には正解があって、それを答えられれば優秀だと思い込んでいる人が多いでしょう。しかしこの社会で起こっていることは、一つの正解を見いだすことが難しい問題ばかりです。グローバル社会の中での国際紛争は、民族も宗教も違う人たちが「自分の考えは正しい」と言って争っています。その中で「正解はこれだ」という発想は役に立ちません。日本の中でさえ、生まれや立場の違う人たちは、まったく違った意見を持っています。一つの家庭の中でも、お父さんとお母さん、兄弟姉妹で考え方は違います。その中で「正解を見つける」ことよりも、ものの考え方・感じ方が違う人たちの中で、いかにほかの人たちの立場を理解し、他人の主張を聞き、自分の主張も述べ、調停し、共存していけるのかが問われているのです。
そこでは「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」がとても大切になります。...
#上田紀行 #liberalarts #リベラルアーツ
> 教養という言葉には悪い意味はありませんが、これまで#大学 における「教養教育」という言葉には「#専門教育」の前に学習する一段低い教育といった意味がつきまとっていました。ですから#リベラルアーツ #教育 と言うときには、昔の「#教養教育」とは違うんだぞという意味合いが含まれています。
> 最近まで多くの大学は「役に立つ#人材」を育てようということで、なるたけ早く専門教育を行い、その#専門 の#スペシャリスト を育てようという傾向がありました。しかしそうなると自分の専門のことは詳しいけれど、それ以外のことはあまり知らないという人たちが生みだされてしまいます。
#上田紀行 #スペシャリスト #専門 #人材 #教養教育 #教育 #リベラルアーツ #専門教育 #大学 #学問 #自由人