#創作エンドロオル と #創作ゲットウブレイク はCreatodonに来てから作った自創作二次創作スピンオフ的な立ち位置のものなのでまだしっかり作られてないですね
かなり若い創作
でもそれぞれに本編を与えたかったのでカズトとカイトにも創作をあげたいのです
うちの子七つの大罪
傲慢 九条理沙
怠惰 八原ミヅキ
嫉妬 藍沢和仁
色欲 田村夢菜
強欲 アグノム=フィリオール
暴食 木下紫萄
憤怒 黒羽海翔
だけど #創作エンドロオル の悪魔たちは七つの大罪モチーフなのでエンドロオルとは異なる
けたたましいサイレンの音。振動。ここはどこなのだろうか。揺らめく意識。視界は暗く、電子画面にノイズがかっているような様相。
僕はいま、一体どうなっているのだろうか。
はっきりとしない意識のまま、しかし一つだけやや確信していることがあった。――僕はこのまま死ぬ。
力が入らないからだは、麻酔のせいだけではない、もう僕の体に活力がなくなってきていることを意味しているのだろうと思う。
そうか、死ぬのか。不思議と落胆はない。
ただ、ひとつだけ悲しいのは。
あの子。町外れのお屋敷に住む、小さな女の子。綺麗な飴玉のような、色違いの目を持つ、お人形さんのような女の子。
あの子を死ぬ前に、目に焼き付けられない。それだけがただ、悲しい。
#屋根裏家 #創作エンドロオル
熱いのか冷たいのかはわからなかった。僕の体を芯から粉砕していくその強い衝撃のことを、恐らくは痛みと呼ばれるそれを、僕は受け入れきれないままいた。耐えるための手段として、意味のわからない音を叫び続けていた。
痛みと同時に体中を侵食していくぬるりとした嫌な感触。水の中に押し込まれたかのような息のしづらさ。ぼうっと熱をもった頭と、熱を失っていく四肢。次第に命令をきかなくなる体に、声も出なくなっていく。
死ぬのか、と冷めていく体で思う。死ぬのか、と思うたびに、黒い影が僕を飲み込んでいく。 ああ、死ぬのか、と思った時、脳裏に浮かんだのは僕の愛する幼い少女のことだった。
君のことを思って死ねるなんて、なんて幸福なことだろうか。 抵抗をやめた。記憶のなかの少女が僕を見つめている。……否、そんなはずはないのだけれど。 なぜなら僕はずっと彼女を見ていたが、彼女は僕のことなど知りもしないからだ。
あの美しい色違いの瞳に僕が映ったなら。
叶わぬ願いと共に、潔く静かに目を閉じた。
これが僕が人間でなくなった日の出来事だ。
#屋根裏家
#創作エンドロオル
熱いのか冷たいのかはわからなかった。僕の体を芯から粉砕していくその強い衝撃のことを、恐らくは痛みと呼ばれるそれを、僕は受け入れきれないままいた。耐えるための手段として、意味のわからない音を叫び続けていた。
痛みと同時に体中を侵食していくぬるりとした嫌な感触。水の中に押し込まれたかのような息のしづらさ。ぼうっと熱をもった頭と、熱を失っていく四肢。次第に命令をきかなくなる体に、声も出なくなっていく。
死ぬのか、と冷めていく体で思う。死ぬのか、と思うたびに、黒い影が僕を飲み込んでいく。
ああ、死ぬのか、と思った時、脳裏に浮かんだのは僕の愛する幼い少女のことだった。
ああ、君のことを思って死ねるなんて、なんて幸福なことだろうか。
抵抗をやめた。記憶のなかの少女が僕を見つめている。……否、そんなはずはないのだけれど。
なぜなら僕はずっと彼女を見ていたが、彼女は僕のことなど知りもしないからだ。
あの美しい色違いの瞳に僕が映ったなら。叶わぬ願いと共に、潔く静かに目を閉じた。
これが僕が人間でなくなった日の出来事だ。
#屋根裏家
#創作エンドロオル