この「力の指輪」テーマは分断だ。脚本家のJ.D.ペインは
「エルフの中ではそれまでの伝統にとらわれないエルフが出てきて王国から旅立っていきます。最終的には世界は2つの大きな勢力へと別れていき、互いの考えを共有できなくなっていきます。勢力間の対話は失われ、迫害し始め、世界は分断され、戦争へと発展していきます。
このストーリーは現代を生きる私たち全員に対する警告だと思います。ヌーメノールは人類が成し得た偉業で、強固な社会を作り出していました。しかしどんなに素晴らしい王国を築いても、ほんの少しの猜疑心や派閥争いで社会のバランスが崩れ、話し合いの機会を失うことで崩れ去るのです。」
アメリカではキリスト教原理主義に乗っ取られた愚かな共和党が主張する人工妊娠中絶禁止を巡って分断し、都市と地方とでも分断している。ドラマでも最終的には邪悪な保守を象徴する醜く汚いサウロン軍団と知性と高潔さといったリベラルを象徴する自由の民とが戦うことになるだろう。また2020年代の更に進んだ自由と権利と尊厳とが盛り込まれる。
今後の内容が非常に楽しみだ。
また差別主義者は、差別は悪い事を知っているから(つまり分かってて差別している異常者だから)「有色人種は低級だから登場させるな」とは書かない。「話がおもしろくない」と何とかして欠点を見つけてわめき散らし星1つの評価をつける。通常星1つの評価などつけない。なぜなら事前情報や予告編があるからそこでおもしろくなければもう観ないから、星1つの評価をつけようがない。それでもつけるのは差別主義者だからだ。だから星1つの評価はゴミと同じで処分すべきだ。
と考える差別主義者には耐えられないだろう。星1つの評価をつけたがるのも致し方ない。ところでガラドリエルはシーズン1で既に結婚している設定になっている。結婚相手のケレボルンはシーズン2で登場するとの話だが、結婚している女性が自らがすべきことをバリバリ有能にこなす姿は2020年代らしい。2010年代はゲームオブスローンズが代表的でデナリス・ターガリエン、アリア・スターク、サンサ・スタークの女性3人の成長物語で男性を圧倒的に凌駕するまでに成長したが、結婚はしていなかった。今度は結婚していても強い女性であることを見せている。素晴らしい事だ。
そもそも肌の色はメラニン色素の量で、日照量が多い地域と少ない地域で違ってくる。人が移動すれば異人種が混合するのは当然だ。エカチェリーナ2世や織田信長に黒人の部下がいたことと同じだ。それが大規模に起こっているのがロード・オブ・ザ・リングの世界だ。全く問題ない。だいたいエルフやドワーフがいること自体現実世界からかけ離れているのに、そこを追求せずに肌の色だけ追及するのは明確に差別主義者である証拠だ。
次に武闘派ガラドリエルだ。前作ではガラドリエルはあまり登場しない。原作でも多くは登場していない。その存在は優しく温かく穏やかである。戦闘で負傷し疲労したホビット達を受け入れ癒し、出発を見送る。際立った活躍の場はない。つまり専業主婦の母親だ。差別主義者はその姿に満足しただろうが、今度のガラドリエルは主役で積極的に戦いに行く。笑うことはめったにない。「女は家庭に引っ込んで家事と育児だけやってればいいんだ。女に仕事をする能力はない。女は男に愛想笑いをするものだ。なぜなら女は男より下だからだ。」
2002年から公開された「ロード・オブ・ザ・リング」もトールキンの意思を反映し、またその当時の社会情勢を反映して多様な集団である自由の民が画一集団サウロンを打ち負かす映画だった。日本を含めて世界の差別主義者はこれが分かっていない。
しかし20年前は映画の中の種族は多様だったが種族の中の人種までは画一で白人だけだった。残念ながらその当時の限界だった。
そこで今作はその限界を乗り越え種族内の人種も多様になった。有色人種たる日本人にとっても喜ばしいが、差別主義者は自分が日本人であることを忘れてディープサウスの無教養な差別白人にアイデンティティを持っているらしい。
客観的に見ると差別主義者の日本人は差別主義者の白人に対して「白人の旦那様、やっぱりエルフは白人だけがいいですよね。黒人や有色人種のような低い連中を入れたらだめですよね。」「おおよしよし、有色人種の日本人は俺達白人に媚を売ってくれていい子だね、ばかだけど。」
今の時点でレーティングは3.1だが、ロッテントマトの評論家評価は85%。いくつかある映画評価サイトで最も信頼性が高いのはロッテントマトの評論家評価で、理由は専門家が評価しているからだ。視聴者評価はキャプテンマーベルやスターウォーズ8のように差別主義者や保守主義者=感情だけで理性や科学の見地がない愚か者が逆上して評価をするため信用ならない。映画公開前から評価しているのがその証拠だ。
この「力の指輪」も同じで星1つの評価を除去するとだいたい8割ぐらいの評価になる。星1つはポリコレ嫌いの愚かな差別主義者が見もしないか1話だけ見て気に食わないから低評価をつけているだけだ。
さてここでは星1つをつける差別主義者を分析してみよう。連中は何が気に入らないのか。2つある。1つは以前からよく言われている黒人エルフの存在だ。もう1つは武闘派ガラドリエルだ。
「ロードオブザリング #力の指輪 」FireTVもしくはブラウザで観ると、「エピソード一覧」の横に「詳しく見る(探す)」の項目があって、登場人物一覧、登場人物の説明が出てくるの、めちゃ親切。登場人物多くてワケワカメなので。
RT @StudyBagend: #力の指輪 IMDbに作曲家としてハワード・ショアさんの名前が掲載されました。これは、期待したいですね👏
昨秋からメインの作曲家としてうわさのベアー・マクリアリーさんのお名前はなく……。いったいどういうことになるんでしょうか。
via @Quickbeam2000 🙌 https://t.co/At3NX5w6Jv
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