こちらは角川書店が1970年代に刊行していた「味のふるさと」シリーズのNo.23「沖繩の味」(1978/古書/カバー欠品)。
沖縄の伝統料理40品あまりのレシピと、その背景となる食文化を解説した本。
コンパクトなサイズですが内容は大変充実しており、県外の出版社としてはかなりの力作です。
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料理の写真はどれも美しく、盛り付け・器・背景の小道具にも気が配られています。
レシピの文章は簡潔ながら、沖縄の食材や調理法の特徴をきちんと説明。
豚料理や行事料理・農連市場などの重要テーマは、その歴史から紐解いて解説。
さらに岡部伊都子・渡辺文雄による沖縄体験エッセイも収録。
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監修は樋口清之・田辺聖子・渡辺文雄となっていますが、料理制作や協力者の欄に名を連ねるのが、新島正子先生・松本嘉代子先生・料亭「美栄」・新垣菓子店など、沖縄料理界の錚々たる顔ぶれ。
だから沖縄の食材や文化・歴史まできちんと書かれているのだと納得。
これは優れた入門書です。
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