沖縄出張にて仕入れた、北谷竹細工さんの手になる竹籠。
通常の蓬莱竹と黒竹を織り交ぜたニ色使いで、大きさは直径40cmほど。
よく見ると、外側+内側の二重構造になっており、それがシームレスに繋がっている事に気づきます。
なぜこのようなデザインかというと…。
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実はこの籠、本来は直径1m前後の巨大なサイズで作られていた物。
中に入れていたのは、何と「子ども」。
昔の農家などで両親が畑仕事や家事に勤しむ間、幼児がよちよち歩き周って縁側から落ちたりしないよう閉じ込めておく、いわばベビーサークルだったのです。
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二重構造はそのクッション性により、子どもが中で転んでも怪我をさせない工夫でした。
この小型版の籠でも、外・内の竹の重なりが美しい陰影を生み、どこかモダンな印象すら与えます。
昔の沖縄の暮らしを偲ばせる、素晴らしい民具の一つ。
ぜひ店頭にてご覧ください。
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