『宇宙戦争』(スピルバーグ版)
怖かった。。。
嵐で洗濯物がはためいてから車で脱出するまでの、あれは何分間だったか。とんでもないシークエンス。
服のはぎれが宙を舞う、この殺され方、怖すぎる。
それにしても…あんな絶望的な状況にもかかわらず、人ってのは野次馬根性が勝ってしまうものなのだろうか。「早く逃げなよっ!!」と何度心の中で叫んだことか。
ティム・ロビンス、たたずまいだけで十分不気味、斧を持つとまた格別。
彼が口走ることは妄想なのか。なにか根拠あったのだろうか。そこらへんが不明なままやられてしまっていた。
毛細血管のような根と、まき散らされる血液…説明無くてよく分からなかったが、「彼ら」の植物には人間の植物が必要だということか。よくそんなこと思いつくなスピルバーグ、猟奇的すぎる。
ピーナッツバター塗ったパンに、哀愁。
あの女の子、芸達者で安達祐実のようだった。
あっけない「彼ら」の最期に、えええっとなったけれど、確かにバクテリア・微生物の類いは何が災いするか分からないから、そういう幕切れもアリか。でももう少し説明が欲しかった。なぜ彼らがバクテリアで体調崩すと、マシーンであるトライポッドのシールドまで破れるのか…。