宮本雄二氏曰く、
「しかし米中関係は、台湾問題や人権問題を理由に折に触れて緊張した。その米国を掣肘できる数少ないカードがソ連であり、ロシアであった。個別具体的な利益もさることながら、ロシアを使って米国に対するポジションを強化することが、対ロ関係における中国にとっての最大の判断基準となった。」
「習近平政権は、現在の国際秩序を牛耳る先進民主主義諸国との関係が軋んでいく中で、ロシア・カードを必要とした。それは孤立を恐れる中国国民を安心させるためにも必要であった。」
中国の対米、対西側外交はロシア・カードに過度に依存している。
習近平がG20を欠席したこともこれである程度は説明がつく、かも。