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古今和歌六帖全注釈 第一帖 第二版

三五〇きみまつとねやにしをればかきまより月はのぼりぬこじとてならし
【異同】ナシ
【現代語訳】あなたをお待ちして寝所にじっとしていると、垣の間から月は昇ってしまった。もうお越しにはなるまい、ということらしい。
【語句】○かきまより垣のすき間から。「垣間」は、「春されば卯の花腐しわが越えし妹が垣間は荒れにけるか
も」(万葉集・一九〇三〈旧一八九九〉)のように、男が恋人に逢うために越えて来る所でもある。○こじとてな
らし「じ」は打消推量。「ならし」は、「なるらし」の転とも、「なり」の形容詞化されたものともいう。……
であるらしい、の意。
【所載】ナシ

                                 

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古今和歌六帖全注釈 第一帖 第二版

三四九きみまつとおきたるわれもあるものをねまちの月はかたぶきにけり
【異同】ナシ
【現代語訳】あの方のお越しを待ってずっと起きている私がいるのに、遅く出た寝待の月はさらに西に傾いてしまった。
【語句】○ねまちのつき陰暦十九日の月、月の出の時刻は遅い。起きて待つ我と寝て待つ月、のように対比的
に詠む。○かたぶきにけり月は西の空に傾いてしまった。恋人はまだ来ない。「ま袖もち床うち払ひ君待つと
居りしあひだに月傾きぬ」(万葉集・二六七五〈旧二六六七〉)。
【所載】ナシ

                                 

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