岩波『図書』8月号、谷川俊太郎著「Brief Encounter」を読む。ブレイディみかこさんへの書簡最終回。さよならという別れの言葉が《重ったるい》と思えてきたこと。映画“Brief Encounter”(『逢びき』)の中の、男女の仲睦まじさに若い頃憧れたこと。しかし、悟ったのは、恋人は赤の他人だということ。つまり、どこまで長く妻と居ても、妻は他人なのだと。
#谷川俊太郎 #ブレイディみかこ #BriefEncounter #逢びき #岩波
#岩波 #逢びき #briefEncounter #ブレイディみかこ #谷川俊太郎
岩波『図書』7月号、杉本博司著「[表紙]ウィンストン・チャーチル」を読む。ヴィクトリア女王治世下に生まれ、英国の首相を経験し、その英国の没落の憂き目に生涯を付与した連合国側の戦争指導者。画像は本の表紙ともなっているチャーチルの蠟人形写真。勝敗云々は別で、それぞれの指導者たちは、自国への確固たるビジョンを持っていたと、杉本氏。それに反して、東條英機や近衛文麿などの影は薄いとも。
#杉本博司 #チャーチル #大英帝国 #ヒットラー #スターリン #ルーズベルト #蠟人形 #岩波
#岩波 #蠟人形 #ルーズベルト #スターリン #ヒットラー #大英帝国 #チャーチル #杉本博司
岩波『図書』6月号、前田健太郎著“政治学を読み、日本を知る—1”「西洋社会を学ぶ意味」を読む。近代より日本の政治理論に注入してきた西洋社会の政治理論と科学。これらの理論の前提の西洋社会は東アジアとどう違うか。あるいは東アジアと日本はどう違うのか。少子高齢化時代の保守アナログ国家である日本にとって、新しい政治学的な発見が期待されるところだ。
#前田健太郎 #デュヴェルジェの法則 #安全保障のジレンマ #西洋中心主義 #日本の政治学 #岩波
#岩波 #日本の政治学 #西洋中心主義 #安全保障のジレンマ #デュヴェルジェの法則 #前田健太郎
岩波『図書』5月号、広瀬巌著「大学入試って何を試したいの?(上)」を読む。海外の大学に勤務する著者にとって、日本の大学の入試制度はピンとこないという。著者が駆け出しの頃に、英国オックスフォードのユニバーシティ・カレッジ哲学研究フェローだった時の、入試業務の話が興味深かった。そもそも日本の入試制度とは違い、オックスフォードの学部生の選考は、カレッジのフェローによって行われるという。そこでの面接で使われる問題の設定が面白い。哲学的というより、一種の謎かけである。
#入試制度 #オックスフォード大学 #哲学部 #研究フェロー #岩波
#岩波 #研究フェロー #哲学部 #オックスフォード大学 #入試制度