実際には危険でも何でもなく、ほとんどの人が問題にしないような状況や物に対して恐怖を感じます。不安の元になっている状況や物に近づけば近づくほど不安が増すので、それを避けようとします。不安の元となる物や状況から離れれば不安はなくなります。
広場恐怖 -容易に逃げ出すことができないような公の場所(人ごみ、行列、バスや電車の中、橋の上など)に対して恐怖を感じます。家に引きこもりがちになります。
社会恐怖 -他の人と一緒にいることに対して恐怖を感じます。人が自分のことを品定めしているのではないか、人前で恥ずかしい思いをするのではないかと不安になります。外食や人との会話が苦痛になり、特に初対面の人と会ったりパーティに参加したりすることが困難になります。
特定の恐怖症 -クモ、針、高所、飛行機に乗ることなどに対して恐怖を感じます。
恐怖症は痛ましい出来事や衝撃的な出来事をきっかけに発症することもあります(犬に襲われて犬恐怖症になる、など)。