顔を合わせた
あなたとは
一輪の花も咲かず
あの夜に見た
あなたとの
華やかな夢より
劣る現実なんてさ
逢ひ見てもかひなかりけり うば玉のはかなき夢におとるうつつは
(藤原興風/新古今和歌集/恋三/1157)
▶︎直訳
お会いしたのに何の成果もありませんでした、はかない夢にも劣る現実の逢瀬だったとは…
▶︎用語
うば玉・ぬば玉:「闇」「黒」「夜」など言葉の枕詞。「ぬば玉」はヒオウギの黒い実。
写真はぬば玉とヒオウギハッスル〜
期待をして会ってみたものの、実際は夢見ていたり、思い描いていたものと違う…そんな経験100や200じゃないハッスル!(ハッスル換算です)
ちなみに「うつつ」と「夢」が同時に入った和歌は沢山あって、近いうちにつらつらと紹介したいと思うハッスル。時代的に「うつつ(現実)」と「夢」の対比がどのように捉えられているかももちろん、「うば玉」(枕詞)も頻出するので興味深いハッスルよ。
#詩 #短歌 #意訳
長男に #オラクルなんて勉強してないで早くインフレーション宇宙を理解しなよ #意訳 と煽られた、、、
#意訳 #オラクルなんて勉強してないで早くインフレーション宇宙を理解しなよ