新作能「深大寺 蕎麦の能 月魄」
そもそも元禄の頃かとよ
天台の公弁法親王とて
貴っとき僧のありしに
大比延の杣を下りつつ
思い立ちたる旅の道
西に向かいて遥々と
行きたる旅を例うれば
遥かなりける天竺より
大般若経巻を
携え伝えし三蔵法師
その険しき道程を
守護せし深沙大王の
御名を頂く深大の
浮岳の寺はこれかとよ
公弁法親王は
敲くや月下の山門の
一夜の宿りを深大寺
供ずる。椀に白糸の如くに見えし蕎麦切りの見事なる味香り
心涼しく疲れ癒え
賛辞の誉れ限りなし
蕎麦の。花咲く深大寺
雪を散らせる如くにて
真白なる一面に
降り注ぐや月の影
弥陀。光明の臺にて
无上の力を得し蕎麦は
大勢至の化現とて
飢饉を助け一切の
衆生の飢えを安らぐる
仏の慈悲は深大にて
深大寺蕎麦と 申すなり
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