数年前、紀伊民報に一つの記事が載りました。それは清姫さんの実家の真砂の方の思いでした。清姫さんは十五、六のいとけない少女で川に身を投げて亡くなっています。
現在、能やその他のいろいろな芸能では、安珍清姫伝説はおそろしい結末に描かれていますあ、とても清姫さんがかわいそうだと書かれていました。
それを呼んでからずっと頭から離れず、そのことを息子に伝えましたところ、今回の新作能「清姫淵」を書いてくれました。とてもすがすがしい結末になっていますので、清姫さんのことを大切にされている田辺の皆様に観て頂けることを本当にうれしく存じます。
開催に寄せて
青耀会代表上田悟
田辺能 特別公演
2021年12月10日(金)
ハナヨアリーナ
新作能「清姫淵」
新作能「尼比恵」
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紀州の逸話として良く知られている安珍清姫の物語。二人が法華経の功力によって救われ、ついに神仏として昇天する道成寺縁起の最後の部分を題材にした新作能。言わずと知れた能の秘曲「道成寺」は古典作品中屈指の人気曲で、能楽修行の卒業試験とも言われるように、恐ろしくも悲しい物語を能役者の高度な技術で魅せるのが特徴である。また能以外の様々な伝統芸能でも演じられる非常にポピュラーな題材でもある。このように有名な物語であるが、その後日談は意外と知られてっはいない。道成寺縁起全体においても、最後の昇天部分は仏教説話として非常に重要な個所ではないだろうか。この新作能では安珍清姫が真は神仏であるのに、衆生を救済するための方便として仮に人間界に転生したという設定に、能らしく歌舞の要素を加え創作した。
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新作能「白雪姫」感想その3
白雪姫はシテ方だが、毒リンゴの場面でのビクンという体の動き、そして小人から次々との仕事に繰り返される「承って候」という返事。
それらが明らかに笑いを誘っている。
シテ方が狂言方のようなことをしているんだよ?
他の新作能でシテが従来の能にないような笑い声を上げるのは知っているが、あれとは明らかに違う。吉本興業が噛んでいるからこんな脚本になったのか?
女王はセリフ回し的に明らかに狂言方。白雪姫と王子以外は狂言というか芸人?で固められている。完全に新作狂言じゃん!!
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新作能「白雪姫」感想その2
かろうじて以前に入手していたチラシがあったのでよかった。客席からも紙がないことに疑問を口にする人大勢。
さて、能だが、あれは狂言だ。
能という形式だが、小人の7人をはじめ狂言方?が多い。というか、主催?に吉本興業が入っているから、芸人でもいれているのだろうか?だとしたら、ますます能ではない。その小人がくどいように笑いをとるような動作とセリフをいうものだからそう思うのも必然というものです。
繰り返すが、あれは新作能ではない。新作狂言だ。詐欺と私は感じた。
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