「ぎゃー!」と思わず叫びたくなる、恐ろしい本が入荷しました。
こちら「カラー 沖繩の怪談」(1973)は、月刊沖縄社”カラーシリーズ”の一冊 。
沖縄に伝わる民話・伝承から明治〜戦後の怪事件まで、43篇の恐怖譚を収録。
どの話も時代・場所・人名などが具体的に書かれ、リアルなのが特徴です。
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妖怪や幽霊から巨大怪獣までが闊歩する各話は、編著者の西原松生氏によりセリフなども加えられ、ドラマチックなストーリーに。
また安室二三雄氏の風流で妖艶な絵と、塩田春雄氏の少し拙いけれど生々しい絵も迫力満点。
写真も豊富で、このシリーズならではのビジュアルワークが光ります。
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さらに怪談の背景となる時代風俗や伝統文化にも言及、沖縄の歴史・地理・民俗・工芸・食などを解説するコラムもあり。
それぞれの物語の面白さはもちろん、怪談を通して沖縄の様々な文化にも触れる事ができる名著です。
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→ 現存する沖縄戦の写真・映像はほとんどが米軍によるもの。
当然、自分達の心象を良くしようという”意図”があります。
現在の多くのメディアに触れる際にも、注意すべき事でしょう。
なお今回、こちら”棒兵隊”さんの記事を参考にさせていただきました。
ぜひご覧ください。
https://note.com/bouheitai1958/n/n25b921115a9b
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失念していましたが、昨日(4/22)は旧暦の3月3日。
沖縄では女性の節句”浜下り(ハマウリ)”の日でしたね。
この日は女性達が浜辺に集い、彩り鮮やかな重箱料理や三月菓子・フーチ餅を持ち寄って、楽しく過ごします。
元来は海水で穢れを落とし、身を清めるという信仰的な意味がありました。
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こちら「沖縄の行事料理」は、”浜下り”や”清明祭(シーミー/春のお墓参り)”・”八月十五夜”など、沖縄ならではの伝統行事と、そこで食される特別な料理や菓子を紹介する本。
御三味(ウサンミ)のお重やフチャギ餅・冬至(トゥンジー)ジューシーなど、そのレシピから由来・意味あいまで詳しく解説。
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先祖供養や健康長寿、豊作・豊漁、地域の厄除けなど、昔の人が様々な祈りを込めて作り、食べてきた行事料理。
そのいくつかは、今も現代的なアレンジを施され、沖縄の暮らしの中に息づいています。
沖縄の食文化を紐解くと見えてくる、料理と歴史や信仰との意外な関係…興味が尽きません。
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新刊「リメンバリング オキナワ」は、沖縄の過去(1950~70年代)と現在(2022)を風景写真で比較。
実はかつて、趣向を同じくする本がありました。
それが「カラーおきなわ 今と昔」(1973刊)。
ただしこの本の”過去”は明治~終戦直後、”現在”は日本復帰直後なので、”現在”の風景写真もかなり貴重。
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例えばこの本の”現在”では首里城も再建前なので、戦後城跡に建てられていた琉球大学の校舎が写っています。
他にも明治~戦前の那覇の街並みや史跡、山原や宮古・八重山の景色が、復帰前のそれと写真で比較され、詳しい解説もあって読み応え充分。
風景だけでなく、産業や風俗への言及もあり。
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解説の執筆者は、大田昌秀・阿波根朝松・川平朝申ら錚々たるメンバー。
「リメンバリング…」には川平朝清氏が寄稿していましたが、「今と昔」の川平朝申氏はそのお兄さん。
お二人とも、戦後の沖縄で報道・マスコミの復興に尽力した方々。
この2冊に、奇しくも時を超えて川平兄弟の名が並んでいます。
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こちら「カラー沖繩のまつり」は、月刊沖縄社が70年代に展開していた”カラー”シリーズのひとつ。
当時は貴重なカラー写真を多用し、沖縄の文化・芸能や歴史を解説する企画本。
その第6弾にあたる本書は、沖縄各地の伝統的な祭祀がテーマ。
風雅な表紙絵とは裏腹に、中身はかなり濃厚です!
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取り上げるのは、ウンジャミ・シヌグ・ウヤガン・マユンガナシなど、沖縄・宮古・八重山諸島に伝わる61の祭祀。
厄除けや五穀豊穣を願い、祖霊や来訪神と交歓する儀式や芸能は、興味深いものばかり。
精霊信仰や先祖崇拝など、仏教とは異なる古代の祈りの姿が垣間見えます。
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大綱引きや獅子舞など多くの人で賑わうものから、部外者は見学も立入りも禁止の秘祭まで、さまざまな様式を持つ沖縄の祭りを、比嘉政夫・当間一郎・上江洲均・宜保栄治郎らそうそうたる研究者が解説。
3年かけて撮影したという、豊富な写真も迫力満点。
どのページからも、目が離せない一冊です。
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