劉枝万先生が発表された原稿を集めて再編された一冊。
出版が30年近く前であり、書かれた内容はそれよりも更に古く、中には70年代の話もあり、既に現在は行われていないものや変化したものもある。
しかし、台南や高雄など南部を中心にした儀式等の話は、現地を知っている者にとってはより現実的に読むことができる。
道教に関して民間習俗から大陸のあれこれの引用などが多く為になる。特に死に関する習俗には、日本と共通するものが多い点に着目したい。
漢字に振られているルビによる現地の読みは中国語ではなく台湾語。
これを読んだところで、霊符が書けるようになるわけでもないし、呪文が唱えられるわけでもないが、台湾における60〜80代の道教に興味のある人にはおすすめ。
#高かったけど買ってよかった本 #スピリチュアル #東洋占 #占い #台湾 #道教 #ハヌルの本棚