四
あとには、穴埋め役の一同捨て石の一つもおっ立てておいてやるんだなあんまりいい気持はしないのでこの地の底が抜けてオイすでに水浸しでござろう婆あだって引っこんでいられますか左膳も源三郎も水に押しあげられ手ごろの石をさがしに行った結城左京らそこまで埋めると轟と水音のこもって聞こえるのは一刀を前半にたばさみ下帯一つにむこう鉢巻のものよもや先生を見殺しにゃアしめえナ
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