#死別 #二次被害
イラストを「供養」する。絵描きの中には没の意味で供養という言葉を使いSNSに絵をアップすることがある。見るたび思う。亡き命を偲ぶことが供養じゃないのかとモヤモヤする。イラストでその言葉を使うのは正しいことなのか。自分は間違いだと思ってる。
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没にしたけど一生懸命に描いた絵だから見てもらいたい。その気持ちはわかる。ただ1枚のイラストに供養という言葉を使いSNSに拡散させる意味はあるのかと。それはおそらく無くていい。
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まだ学生や若い人なら仕方がないで済まされるし、これから経験することだからそのとき供養の意味がわかればいい。けど、いい歳した大人が死生観を軽んじる発言をするのはどうなのか。
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そういった人たちの中で暮らすのしんどい。死を軽んじる言葉は無くすべき、そう強く主張しても相手の考え方がそれで変わることはない。ゆっくりでいいから、いつか供養という言葉の重さに気づいて貰えたらいいな。
#死別 #二次被害
創作界隈には死別CPというジャンルがあるのだけど、公にするのは不謹慎だなと思う。自分は自助グループを探すことがあるので死別と検索すると引っ掛かるのが辛いところ。死がファンタジー化しているという現実に頭を抱えてしまう。
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創作する立場としても死が物語を盛り上げるための装置的な役割をしているのはわかる。それを描くことで見る側が共感して涙を流すこともある。創作で死を扱うことが悪いわけじゃないけど、そう簡単なことではないと気づいて欲しい。
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死別体験というのは人生観を変える出来事で、自分の大切な人が亡くなると悲観の過程で自責の念や悪意に苛まれてしまう。それが強い人は社会を恨む。死を耽美化し萌える行為は二次被害を生じさせる場合があることを考えてくれたらいいなと思う。