こちら「沖縄ミニ百科」は、沖縄海洋博開催直前の1975年6月に刊行された、沖縄の”総合案内書”。
案内と言っても観光目線ではなく、ビジネスや学問のために深く沖縄を知りたい…というニーズに応えてくれる内容です。
当時の定価で¥2,300と高価でしたが、それに見合う質とボリュームが。
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“ミニ百科”のタイトル通り、沖縄の自然・歴史・民俗・芸能から、現代(70年代)の政治行政・経済産業・暮らしや教育など120項目以上に加え、琉球王から学者・政治家・経済人まで80名あまりを網羅した人物も解説。
各項目の説明は丁寧で、時々エッセイ風の記述もあるのが面白いところ。
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企画・編集が新聞社や出版社ではなく「沖縄テレビ放送」というのもユニーク。
70年代の沖縄の社会状況や時代の雰囲気、また当時の人々がそれをどう捉え、内地にどう伝えようとしたのかが見えてきます。
また巻頭・巻末に掲載されたリウボウ・山形屋などの広告にも目をひかれる、貴重な一冊。
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