牧港篤三氏は、1912年那覇生まれの作家。
’37年より新聞記者となり’48年には地元紙「沖縄タイムス」を創刊。
反戦運動への参加や詩人としても活躍し、多くの著書を残しました。
その遺作となった一冊がこちら「沖縄人物シネマ」。
氏が出会った多くの作家・アーティストを紹介するエッセイです。
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第一章には、県外から沖縄を訪れた作家達が登場。
B.リーチや柳宗悦・浜田庄司。
井上靖や小林秀雄、円地文子・瀬戸内晴美・平岩弓枝。
さらに川端康成・菊池寛・司馬遼太郎・岡本太郎…と、錚々たる顔ぶれ。
それぞれの記述は簡潔ながら、沖縄での意外な言動も書かれており、興味深い内容。
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第二章は沖縄の文化人達。
芸術・工芸家、研究者、政治家や実業家から、詩人やジャーナリストまで。
名前や略歴だけしか知らなかった沖縄の先達の、素顔が垣間見えます。
巻末には、著者の遺族による牧港氏自身の最後のエピソードも記載。
人の温もりを感じさせてくれる、素晴らしい著作です。
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