「箏衛門 29th コンサート≪共響≫」
精鋭の箏曲家による合奏の演奏会です。奏者は沢井箏曲院の門下生11名。沢井一恵の掛け声により結成されたグループで、来年で結成30年だそうです。何と全席完売の満員でした。
演目は、栗林秀明「Honky-Tonk」(2001年)、市川慎「地下室のメロディー」(2003年)他の計5曲で、沢井忠夫「連なる」(1979年)以外は全て21世紀の作品と言う、かなり攻めたプログラムでした。何れも楽器の特性を十全に活かした、複雑かつ技巧的な曲ばかりで、視覚的にも聴覚的にも物凄く面白かったです。
とにかく奏者のレベルが高いです。個人個人の並外れた技量は勿論のこと、合奏体としての一体感は見事なもの。指揮者もいないのに、どうしてここまで縦の線や強弱が揃うのでしょう。特に見事なのが弱音の安定した美しさで、それがあってこその強音の威力も絶大でした。よく聴く三曲(尺八、三絃、箏)合奏とは違う、あくまでも箏合奏の可能性を極めた演奏でした。
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[2023/07/04 #演奏会 #箏衛門 #豊洲シビックセンター ]
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所属するマンドリンオーケストラ・コンコルディアの第51回定期演奏会が終わりました。
本番ならではのスリリングな場面もあり、個人的な失敗もありましたが、それでも大いに楽しんで弾けました。自分の年齢的に、これらの曲を再び弾く機会はまず無い訳で、少し淋しい気もします。
一緒に出演した皆さま、聴きに来てくださった皆さま、ありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いします。
写真1と2は、リハーサルの休憩中。
写真3は、ちょうど演奏会を祝うタイミングで、かなり久し振りに咲いた、我が家のランタナです。
[2023/06/10 #演奏会 #マンドリンオーケストラ #コンコルディア #かつしかシンフォニーヒルズ ]
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#かつしかシンフォニーヒルズ #コンコルディア #マンドリンオーケストラ #演奏会
テリー・ライリー(Terry Riley)が語る、鍵盤数88と同い年になる水戸芸術館でのバースデーコンサート
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「バッハ・コレギウム・ジャパン 第154回定期演奏会 ≪マタイ受難曲≫」
#BCJ 恒例の聖金曜日の受難曲公演です。今年は#マタイ受難曲 #BWV244 で、指揮は#鈴木雅明。
今回も舞台中央に大ポジティフオルガンが鎮座し、重厚な低音を響かせていました。合唱・合奏が左右に第1群と第2群の2組存在することに加え、冒頭曲と第1部終曲のコラール用に久しぶりに少年少女合唱団を起用していることもあり、BCJとしては最大人数と思われます。
演奏は、かなりの熱演でした。悲しみ、嘆き、怒り、喜びなどの感情が、バロック音楽の枠内で最大限に表出されていました。
エヴァンゲリスト役のトマス・ホッブス(テノール)は、滑らかに語り掛けるような秀逸な歌。イエス役の初出場のマーティン・ヘスラー(バス)も、底力のある朗々とした声が良かったです。同じく初出場のルビー・ヒューズ(ソプラノ)は…
[2023/04/07 #演奏会 #バッハコレギウムジャパン #東京オペラシティ ]
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#東京オペラシティ #バッハコレギウムジャパン #演奏会 #鈴木雅明 #bwv244 #マタイ受難曲 #BCJ
「オペラ超ハイライト・シリーズvol.5 ≪ドニゼッティ『愛の妙薬』≫」
#ドニゼッティ のオペラ #愛の妙薬 をたった20分で楽しもうという #超ハイライト 版です。ロビーでの無料コンサートを、運良く聴けました。
演奏は、#佐藤愛也(ソプラノ)、#土崎譲(テノール)、#武田直之(バス)、#小田切舞美(ピアノ)の4人だけ。しかし構成が絶妙で、歌詞はイタリア語のまま歌っているのに、大袈裟な振り付けを交えながら歌っていることと、歌の合間の会話をくだけた日本語にしていることもあり、ざっくりと話の流れは理解できるようになっていました。
歌手は何れも熱演で、吹き抜けのロビーでPAもないのに、朗々とした歌声がよく通っていました。大仰な身振り素振りが愉快で、観客の反応を楽しんでいるようなところもあって、実に楽しかったです。歌の感情に寄り添うピアノ伴奏も見事でした。ほんの20分でも、充実感がありました。
[2023/04/07 #演奏会 #ロビーの小さな音楽会 #東京オペラシティ ]
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「フィリップ・ジャルスキー《オルフェーオの物語》」
オルフェオとエウリディーチェのお馴染みの物語を、C.モンテヴェルディ(1567-1643)の楽曲を基軸に、L.ロッシ(ca.1597-1653)、A.サルトーリオ(ca.1630-1680)、F.カヴァッリ(1602-1676)、B.マリーニ(1591-1663)、F.ラージ(1574-1621)と言ったイタリア・バロックの作曲家による楽曲を織り交ぜて一つの物語に仕立てたプログラムです。
独唱は、フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー、オルフェオ役)と、エメーケ・バラート(ソプラノ、エウリディーチェ役)。合奏は、ジャルスキーが率いる古楽合奏団、アンサンブル・アルタセルセで、今回は…
[2023/03/01 #演奏会 #フィリップジャルスキー #エメーケバラート #アンサンブルアルタセルセ #PhilippeJaroussky #EmőkeBaráth #EnsembleArtaserse #東京オペラシティ ]
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「バッハ・コレギウム・ジャパン 第153回定期演奏会 ≪春のカンタータ〜魂の憩い〜≫」
#BCJ の定期演奏会、今回は原点であるJ.S.バッハのカンタータ公演です。舞台中央には、主に受難曲公演でのみ使われていた大型ポジティフオルガンが設置されていましたが、これは後述するBWV35の独奏パートのために登場したのでした。
オープニングは #鈴木雅明 の大オルガン独奏による、前奏曲とフーガBWV554。前奏曲で繰り返す下降音階が豪快で、フーガの末尾で主題が間断なしに連続して入って来るところは圧巻でした。
本編の開始前に、今回の指揮者 #鈴木優人 によるトークがありました。BWV18の特殊編成についてなど各曲目の概要に加えて、ホール設備オルガンと通奏低音オルガンとはピッチも調律も違うことなど、こう言う解説は本当に有り難いです。
メインのカンタータは計4曲。BWV18はヴィオラ4本でヴァイオリン抜き(そして再演時にリコーダー2本を追加)の特殊編成で…
[2023/02/26 #演奏会 #バッハコレギウムジャパン #東京オペラシティ ]
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#東京オペラシティ #バッハコレギウムジャパン #演奏会 #鈴木優人 #鈴木雅明 #BCJ
「ジュスタン・テイラー」
気鋭の若手クラヴサン(チェンバロ)奏者、ジュスタン・テイラーのリサイタルです。
使用楽器は、外側が黒、内側が鮮やかな朱色、台と脚はまばゆい金色で、花鳥の装飾が散りばめられた、二段鍵盤です。かなり派手な見た目ですが、ルイ14世の宮廷音楽には相応しい気がします。
テイラーは、かなり長身かつ痩身の人で、にこやかに登場。全曲譜面なしで演奏していました。
プログラムは全て後期バロックのフランス音楽で、F.クープラン、A.フォルクレ、J-Ph.ラモーを中心に、非常によく練られた選曲でした。それぞれの代表的な傑作は勿論ですが、A.フォルクレの(息子J-B.フォルクレ編曲の5つの組曲に含まれない)トリオをテイラー自身が編曲した3曲や、J-Ph.ラモーの長男であるC-F.ラモーの曲、J-Ph.ラモーの大ヒット作「未開人」に同時代のJ-F.タプレイが変奏を加えたも…
[2023/01/10 #演奏会 #ジュスタンテイラー #JustinTaylor #クラヴサン #clavecin #チェンバロ #Cembalo #王子ホール ]
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