滋賀県高島市・畑集落に伝わる幻の漬物、畑漬け。作れるのは地元の老人数名だけで、すぐ近くの別の集落で作ると味が違う別の漬物になってしまうという。これが幻の漬物と呼ばれる由縁となっている。
甘唐辛子をゆでて唐辛子とゆで汁に分け、茹で汁は冷ます。季節の野菜(なす、きゅうり、かぶなど)を桶に入れ、赤しそと半分に切った鷹の爪(それぞれガーゼなどの袋に入れる)、ゆでた甘唐辛子を入れて塩をまぶす。甘唐辛子のゆで汁と寒の水(冬の寒い時期の湧き水を採取し保存しておいたもの。不純物が少なく雑菌の繁殖が抑えられるという)を加えてひたひたにする。塩を加えて海水より塩辛いくらいに調整して袋の赤しそと鷹の爪をよくもむ。かき混ぜて重石をし、冷暗所で保存。一日数回かき混ぜる。冬の間なら具材は一週間は保ち、漬け汁も塩分を足せば一年再利用できるという。
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ぬか漬けの歴史や作り方など徹底解説!今のスタイルになったのは意外と最近?原型は奈良時代にはあったみたいだけど、現代でも順調に進化しているその魅力とは?