敷地物狂 道行
真野の入江のあさぼらけ
霞にたなびく比良の山
高嶺は残る薄雪の
波立つ雲も流れ松
神も思ひや白髭の
老の我等を哀れみて
願ひを叶へおはしませ
祈る海津の浦の波
浅茅色づく荒乳山
はるばる来ぬる梓弓
敦賀の気比を伏し拝み
今日この船に乗りながら
川は足羽の渡りして
待つ人も
喜ぶ友もあらざれば
思ひ
洲河の菅筵
敷地の宮に着きにけり
#能楽 #能 #Noh #狂言 #申楽 #猿楽 #文化 #伝統統芸能 #古典 #演劇 #歌舞劇 #幽玄 #世阿弥 #観阿弥 #風姿花伝 #旅行 #トラベル #GoTo #名所旧跡 #神社 #寺院 #像 #碑 #巡礼 #石川県謡曲古跡めぐり #敷地物狂 #石川県 #加賀市 #菅生石部神社
#菅生石部神社 #加賀市 #石川県 #敷地物狂 #石川県謡曲古跡めぐり #巡礼 #碑 #像 #寺院 #神社 #名所旧跡 #goto #トラベル #旅行 #風姿花伝 #観阿弥 #世阿弥 #幽玄 #歌舞劇 #演劇 #古典 #伝統統芸能 #文化 #猿楽 #申楽 #狂言 #noh #能 #能楽
「敷地物狂」が金春禅竹が創作した謡曲であるとされる。舞台は加賀江沼郡菅生の菅生石部神社の境内(敷地)である。主人公は菅生殿の子息、幼くして比叡山に登り出家する。その後、僧として故郷の菅生へ帰るが家はなく、両親の消息すらつかめない。敷地の宮の境内でみずぼらしい姿の老婆が説法を聞きに来る。老婆は息子が書き残した手紙を読み上げ、母であると判り再会を果たす。
まだ春寒き旅の空
まだ春寒き旅の空
越路にいざや帰らん
これは比叡山より出たる法師にて候
またこれに御座候ふおん方は
加賀の国菅生殿の御子息にて御座候ふが
比叡山におん上りあって学問の奥義を極め給い候
また故郷をご覧ぜられたきよし仰せ候ふほどに
ただ今おん供申し加賀の国すがわの里にと急ぎ候
#狂い #菅生石部神社 #復曲能 #謡曲 #石川 #加賀 #noh #能 #能楽