落日
仕舞った許りの此の世の莫迦が訳さえ解らず何曝す
此の世出て来て彼の世に還る人
其の間にね何で態態首絞めてんのだろう
御負けに御土産残してね廻りも引いて居たさ
皆が貰った命が一つ自分の中には
もう無いのか過ぐ道に人が堕ちて逝く
苦労や何より楽なの好きで頓珍漢な彼の人等
自分こそが正義の使者さ
此の人と来たら聞く耳も持たないさ
だから了い迄放っとく丈
皆が貰った命が一つ貴方の中には
もう無いのか過ぐ日々に人が狂って逝く
最期は苦しみ心も亡くし煩悩塗れの彼の人等
如何にか為てよ死にたくないと
碌でなしの人で無し此の世腐らせちまった
人等の云い分聞いて遣るよ命に転が為れ
皆が貰った命が一つ彼奴の中には
もう無いのか過ぐ人に此の世終って逝く
過ぐ此の世に日が落ちて逝く
本歌
吉田拓郎
「落陽」
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