今夜も暗い箱の底で音圧に
骨が砕けるまで踏みにじられたい
夢を棄てた人が入れる不思議な場所
無力を思い知らされる明日を
少しでも遅らせるための
享楽という逆回しの竜頭に指をかける
光線に乗り襲ってくる刃のメロディ
ゆきずりの人たちとあおるショット
煙草の煙は身をよじる色情のダンサー
形なく流れていくものに埋め尽くされる
誰も過去を尋ねないし未来も語らない
虚像を貫くために真実を失くす事もない
自分の存在が消えていく今だけが
生きていると感じられる極夜がここにある
夢を棄てた人が入る事を夢見ると言う場所
https://note.com/masumiyutaka/n/nd5398a7a0484
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人を人とも思わない
そんな国があるという
泣きはらして目を赤くした人が
流れ出る血で赤く染まった人が
テイルランプのように流れていき
次々と暗闇に吸い込まれて
いない事にされてしまう
そんな緩やかな虐殺を行う国があるという
https://note.com/masumiyutaka/n/n034749d324da
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