詩作ワークショップ『まんまえ投壜通信』を 清須市はるひ美術館『谷川俊太郎 絵本★百貨展』の関連イベントで行います。
目の前にいる、まんまえの誰かと詩を届け合えるか？
という取り組みです。
誰かの言葉を、私の言葉にできるのか。
私の言葉は、誰かの言葉になるのか。
声、身振り、手振り、記号、あらゆる方法を試します。
そうして、詩にし合うワークショップです。

日時: 2023年 10月22日(日) 14:00〜16:00
会場: 清須市立図書館 2階研修室
定員: 15名
申込: 美術館までお電話ください（チラシかwebを参照ください）
http://www.museum-kiyosu.jp/

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岩波『図書』8月号、谷川俊太郎著「Brief Encounter」を読む。ブレイディみかこさんへの書簡最終回。さよならという別れの言葉が《重ったるい》と思えてきたこと。映画“Brief Encounter”（『逢びき』）の中の、男女の仲睦まじさに若い頃憧れたこと。しかし、悟ったのは、恋人は赤の他人だということ。つまり、どこまで長く妻と居ても、妻は他人なのだと。
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岩波『図書』6月号、谷川俊太郎著「笑いと臍の緒」を読む。ブレイディみかこさんへの書簡。前回のみかこさんの母の認知症の話に絡めて、臍の緒を探してみた谷川さん。でも見つからない。父との恋に夢中だった母は、帝王切開で谷川さんを産んだという話。90年ぶりのコウゾミツマタの和紙の“肌触り”に感激した谷川氏の詩は、抜群に出会いの機微を表現している。
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岩波『図書』5月号、ブレイディみかこ著「謎の散りばめ方」を読む。谷川俊太郎への書簡。今年亡くなった、みかこさんのお母さんの、生前大切にしていたもの…。それは、認知症だったというお母さんが鏡台の引き出しに隠していたもの。臍帯。髪の毛。骨。小箱の中には、妹のものではない母親自身の臍の緒と髪の毛。そして骨は、祖母のものか、愛犬のものか。
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岩波『図書』4月号、谷川俊太郎著「父母の書棚から」を読む。ブレイディみかこへの書簡。谷川さんの父母が所有していた本。『北斎と浪千鳥秘画帖』とエドワード・マクダウェルの歌曲集『昔の庭園から』。子ども時代より、蔵書があり過ぎて、本に対し嫌悪を抱くようになったとも。言語への不信感が詩作のエネルギーの一端だと。
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