連載を始めました。意味と搾取―監視社会の深層とその批判。第一回「第1回 資本主義批判のアップデートのために」WEB青い弓 https://yomimono.seikyusha.co.jp/category/imitosakushu
「 私たちが生きる社会を、文化や伝統を引き合いに出して肯定的に賛美するような言説は、あたかもいまここにある現実を悠久の人類の歴史と未来永劫続く人類の歩みのなかに位置づけることによって、この現実を暗黙のうちに正当化して肯定しようとする保守的で排他的な願望が必ずといっていいほど含まれている。結果として、いまある現実を肯定して生きる以外の選択肢を模索する努力を最初から断念させる。こうして、いまある現実を与件としたうえで、いま可能な微調整(実現可能な対案)に限定するということこそが分別ある行為だとみなされる。...」
こうした「分別」と分れを告げたいということ。