非暴力・平和的抵抗の道のり : キング牧師の言葉から学ぶ
by Susan Beaver Thompson
今から60年以上前、アラバマ州バーミンガムで公民権運動家たちが人種差別撤廃のための組織を立ち上げたことは、よく知られています。1963年の春には、バーミンガムにおける人種的不公平に注意を促すための座り込み、ボイコット、デモが相次ぎ、緊張は頂点に達しました。そして1963年4月12日、キング牧師はバーミンガムで正式な許可証を持っていないとして逮捕されました。
「バーミンガム監獄からの手紙」の中でキング牧師は、非暴力による抗議と社会変革の原則を打ち出し、投獄されている間にその原型を築きま
#歴史 #公民権運動 #コラム #市民的抵抗 #転電 #キング牧師
非暴力・平和的抵抗の道のり : キング牧師の言葉から学ぶ
by Susan Beaver Thompson
今から60年以上前、アラバマ州バーミンガムで公民権運動家たちが人種差別撤廃のための組織を立ち上げたことは、よく知られています。1963年の春には、バーミンガムにおける人種的不公平に注意を促すための座り込み、ボイコット、デモが相次ぎ、緊張は頂点に達しました。そして1963年4月12日、キング牧師はバーミンガムで正式な許可証を持っていないとして逮捕されました。
「バーミンガム監獄からの手紙」の中でキング牧師は、非暴力による抗議と社会変革の原則を打ち出し、投獄されている間にその原型を築きました。彼のメッセージは、それぞれの声、そして命は、尊
#キング牧師 #公民権運動 #歴史 #転電 #市民的抵抗 #コラム
ポスト資本主義のための第三の学習空間の創造 : 教育者と活動家からの教訓
ポスト資本主義の世界を予見させる空間は、どこに目を向けるかを知っていれば、身近なところにあふれています。ここでは、反覇権的な社会空間(counter-hegemonic social spaces)、あるいは第三の空間(third spaces)(Anzaldua, 1987/2021; Bhabha, 1994/2002; Soja, 1996)と呼ばれる、主に社会・地域・芸術活動家によって作られた、ポスト資本主義、そして多民族民主主義を予見させる空間を探求してみましょう。このような空間は民主的で、コミュニティに根ざし、現在の経済的・政治的・文化的・教育的支配
強い軍隊、弱い社会 : 世界軍事力ランキングのゆくえ
by Ramzy Baroud
1月6日に「世界軍事力ランキング」が発表されました。このランキングは毎年、規模や支出、技術的進歩など60以上の要素に基づいて、世界最強の軍隊を分類しています。
米軍がトップで、ロシア、中国、インド、イギリスと続いたこの報告書には、得られる回答よりも疑問点が多く、報告書をまとめた組織GFPの偏見やずさんさ、政治色の強さを非難する声も聞かれます。
例えば、ロシアは世界第2位の軍事力を維持していますが、ウクライナは7つ順位を上げ15位を占めています。ここで疑問が生じます。大規模な戦争が1年も続き、軍の主力が大きな損害を受け、
制裁がオンラインで人権を損なうとき : 反対派や人権活動家がネットから遮断される危険
by Peter Micek, Esq.
過去100年以上にわたって、制裁体制は、平和を脅かし、戦争を行い、人権を侵害する者を膺懲しようとする国にとって望ましい外交政策手段であり続けてきました。しかし、デジタル時代には、制裁を実施することで意図しない形で何百万人もの一般市民の基本的権利を制限
https://undou.net/blog/2023/when-sanctions-undermine-human-rights-online/
#転電 #ロシア #ウクライナ #インターネット #コラム #ネット上 #オンラインプラットフォーム #海外 #人権
Qアノンの前には赤狩りとマッカーシズムがあった : キング牧師を「アカ」と断じた陰謀論者のFBI長官
by Juan Cole
現代は陰謀論に悩まされる時代であり、ファシスト的なQアノン・カルトがその世間の狂気の中心になっています。これらの全くあり得ない考えは、何百万人もの人々に真剣に受け止められているようですが、インターネットやソーシャルメディアによって、また、その資金源となる新しい過激な億万長者階級の台頭によって実現されています。実際、Twitterの新しいオーナーであるイーロン・マスクがそのような
https://undou.net/blog/2023/j-edgar-hoover-martin-luther-king-jr/
#歴史 #反共主義 #転電 #FBI #人権 #アメリカ #海外 #コラム
なぜ人は運動から離れるのか : 左翼文化と運動の展望
By Michael Albert, Bridget Meehan
進歩主義者、左翼、ラディカル、あるいは革命的な仲間が、「私は左翼“だから”ではなく、左翼“なのに”左であり続けているんだ」なんて言うのを聞いたことはありませんか。左翼というのはある種の共同体です。左翼の組織、プロジェクト、キャンペーン、運動の中に多様に現れる伝統、儀礼、規範の数々を有しています。もちろんその中には多様なバリエーションがあります。しかし、期待される言語、伝統、儀礼、規範を相応に実践している左翼の人々でさえ、その一部を嫌っていることが多いことがわかります。実際、進歩的な左翼、急進的、革命的なプロジェクト、
https://undou.net/blog/2023/left-culture-and-movement-prospects/
ラテンアメリカの連帯経済は民衆の力を実証している
連帯主義的な原理原則は理論的には素晴らしいと言えますが、その実際についてはどうなのでしょうか? 特に、歴史的な権利剥奪に直面しているコミュニティにおいて、相互主義や協同組合主義は、より公平で持続可能な経済や社会を作るための構成要素として機能することができるでしょうか。
ラテンアメリカのコミュニティでは、資源や資本、集団の福利との関係を再構築することが可能であることを(連帯原則の革新的な適用を通じて)証明しており、その過程で持続可能で人々を中心としたシス
https://undou.net/blog/2023/latin-american-solidarity-economies-demonstrate-the-power-of-the-people/
#連帯経済 #事例集 #海外 #転電 #ラテンアメリカ #生協運動
米:進歩的左翼が維持するニューヨークの制度的人種差別 : 有色人種女性が支える24時間介護
かつてアメリカの労働者は職業や背景を越えて団結し、8時間労働制を実現するために闘いました。今日、多くの人が労働運動の弱体化を嘆き、しばしば組合や労働者から力を奪う右派の攻勢が指摘されます。ニューヨークの24時間勤務に反対する闘いは、1199SEIU(国際サービス従業員労働
https://undou.net/blog/2023/the-progressive-left-is-maintaining-systemic-racism-in-new-york-city/
#労働運動 #アメリカ #転電 #介護 #事例集 #人種差別 #コラム #海外 #フェミニズム #ジェンダー
マルクス、「代謝物質の亀裂」、そして資本主義による自然への攻撃
近年、世界中で山火事、熱波、干ばつ、ハリケーン、洪水が頻発し、その規模も拡大している中で、何百万人もの若者や労働者階級の人々が、気候や生態系の危機に対する抗議行動に取り組んできました。「気候変動ではなく、システムを変えよう!」というのが主要なスローガンになっており、破局を避けるためには社会の根本的な変革が必要だという意識が反映されています。
https://undou.net/blog/2023/marx-the-metabolic-rift-and-capitalisms-assault-on-nature/
#転電 #気候変動 #環境 #マルクス #物質代謝 #エンゲルス #人新世 #気候危機 #コラム #学習
反ファシズムの民衆史をどう描くか : 世界はもっとダイナミックな運動史を必要としている
主要なニュースの中で二度と聞きたくない言葉があるとすれば、それは「アンティファ」でしょう。その理由は、右派がその言葉の周りに構築した大規模な陰謀論の枠組みがあるからです。それはかつての冷戦パニックの新たな姿を作り出し、あらゆる社会悪を、プラウド・ボーイズ【訳注:トランプ支持で白人至上主義かつ女性嫌悪主義のネオナチ団体】の集会を妨害するバラクラバをかぶっ
https://undou.net/blog/2023/how-to-write-a-peoples-history-of-antifascism/
#コラム #海外 #歴史 #社会運動史 #転電 #オルタナ右翼 #ファシズム #反ファシズム
核兵器のない世界が見えてきた : 核兵器禁止条約発効2周年
1月22日は、世界の70%の国々が支持する地球規模の救命ボート、国連核兵器禁止条約の発効2周年にあたります。一方、米エネルギー省の2023年度予算要求では、核兵器の改良に210億ドル以上、全国の核兵器工場の放射能や化学物質の浄化に80億ドル近くが計上されています。エネルギー効率と再生可能エネルギーのための同省の2023年度予算40億ドルと比較すると、兵器が風力タービンに取って代わり、戦争が気候危機を悪化させるという未来が目に浮かぶようです。
さらに、政府予算には、核兵器の膨大な実体的コストに関する項目がまったく含まれ
https://undou.net/blog/2023/envisioning-a-world-without-nuclear-weapons/
社会主義はユートピア的な理想ではなく、成し遂げられるべき必然である(トリコンチネンタル社会研究所ニュースレター)
親愛なる友人の皆さん。
トリコンチネンタル社会研究所のデスクより新年のご挨拶です。
2021年5月、UN Womenのプムズィレ・ムランボ=ヌクカ事務局長と国連の中満泉軍縮担当上級代表は、各国政府に過剰な軍事費を削減し、社会・経済発展への支出を増やすよう促す論文を書きました。しかし、彼らの言
https://undou.net/blog/2023/socialism-is-not-a-utopian-ideal-but-an-achievable-necessity/
#社会主義 #海外 #転電 #マルクス #トリコンチネンタル
労働者と労働運動の歴史を今と未来に残すために : 労働運動とアーカイブ
アメリカの労働運動の歴史について学びたいなら、デトロイトにあるウェイン州立大学はうってつけの場所です。この大学にあるウォルター・ルーサー記念労働・都市図書館(ルーサー・ライブラリー)は、アメリカの労働運動の発展に関する資料を棚長80000フィート分も所蔵しています。その中には、アメリカ教員組合連盟(AFT)、国際サービス従業員労働組合(SEIU)、パイロット乗員組合(ALPA)の歴史的資料も含まれます。
新たな組合ブームとストライキの波が全米を覆う中、
#事例集 #コラム #アメリカ #海外 #労働運動 #歴史 #転電 #労働運動史
どうして米国でファシズムが足場を固めつつあるのか?
テキサス州知事のグレッグ・アボットがクリスマスイブに、女性や子供を含む絶望的な移民をバスでワシントンのハリス副大統領宅に送るという政治的パフォーマンスを行ったことは、トランプ主義がトランプ抜きでも存在することのもう一つの証左でしょう。現代の多くの識者にとって、トランプ主義が広く受け入れられていることは、無数の共和党政治家が現在、超国家主義、法規無視、人種差別、性差別、マッチョな暴力呼びかけ、そしてもちろん権力維持のための力の行使といったトランプ氏の
https://undou.net/blog/2023/why-fascism-is-taking-a-foothold-in-the-united-states/
#ファシズム #転電 #トランプ主義 #海外 #コラム #労働運動 #人権 #アメリカ
米国の2023年の労働を取り巻く10の予言
AIの脅威、制度の失敗、数十年ぶりのエネルギーに包まれた労働運動。
1年前、私たちは「労働における来年の10大予測」を発表しましたが、それはとても良い結果でした。詳しくは後述します。そんな実績があるからこそ、2023年の予測もせずにはいられません。喜び、失望、そして殺人ロボット…… アホイ!
AIは労働問題 どんなプロンプトでもプロ並みのイラストを書き出す人工知能システム「DALL-E 2」で遊んだことはありますか? 会話しながらエッセイやコードを書いてくれるChatGPTはどうでしょう? これらは素晴らしい技術であると同時に、膨大な労働問題が待ち受けていること
https://undou.net/blog/2023/10-predictions-for-labor-in-2023/
ファシズムをその名で呼ぶ : ルーマニアにおける急進右派の興隆と抵抗する左派のオーガナイズ
編注
この文書の初出はフランス語圏のウェブサイトCourrier des Balkans (CdB)がブカレストで行った活動家Adina Marincea とVeda PopoviciへのインタビューをCdBが仏訳・公表した記事です。当ページは、当該記事を英語圏のウェブサイトLeft Eastが英訳・再編集したものを日本語に重訳したものです。
Courrier des Balkans:最近、ルーマニア、ウクライナ、ロシ
#海外 #転電 #ルーマニア #オルタナ右翼 #歴史修正主義 #事例集