『逆襲のシャア』は、本当の『Zガンダム』なんでしょうね。
井上伸一郎
東京女性情報誌 「ChouChou」
元「月刊Newtype」編集長
井上 ああなるほどね。そう、あれを結構分解してって、もう一回再構築すると『逆襲のシャア』になってね。そういう意味でも、富野さんって真面目な人なのね。真面目って言うか、嘘をつくのがすごく嫌だと思って・・・普通、『Zガンダム』で一回やっちゃったら、もうあの『逆襲のシャア』は普通の人はやんないと思うの…普通の人っておかしい言い方だけど。
そうなんだけど、もう一回やってみせるところのクソ真面目さっていうか (笑)、あの、なんて言うのかな……とにかく私はまず、『逆襲のシャア』の企画書を見たとき、打たれた。ショックを受けた。こんな真面目な人だったのか、この人、と。ある意味で小心なのかもしれないけど、すごく自分の見せたい物を持ってるんじゃないの、と思ったんですよね。持ってるって元々もちろん持ってるんだけど、ああこんなに見せたかったのか、この話を、とか思ってね、結構感動したのを覚えてます。
動画映画好悪論
會川昇脚本家
この文章を書くにあたり敢えて作品を再見することはなかったが、ロードショー当時の自分が「ホッ」としたことは鮮やかに記憶している。ラストに至り、あれだけ殺伐とした物語のなかで、なんと無数の無名の人々の善意が自己犠牲という形になって地球が救われる。そこを見て失笑した人もいるかも知れないし、安易なハッピーエンドととる人もあったろう。しかし私は「ホッ」としたのだ。あまつさえちょっとだけ、涙も流した。
私をホッとさせた要素はなんだったろう。
「二度とニュータイプの素晴らしさなんて語られることはないんだろうか」と。そこに『逆襲のシャア』である。挫折するニュータイプ少女、金で動く未来の見えない政治、先走る革命の矛盾などお得意の「自滅」を綴りながら、しかしあの映画は最期にはそれでも人間を救って見せた。彷徨の果てにそれでも監督は人間を「救う」。結果、旧「ガンダム』に影響を受けた世代である私は、「ああ、あのとき(旧『ガンダム』の頃) 考えたもろもろのことを自分はいまでも信じていていいのだな」と思った。
動画映画好悪論
會川昇脚本家
この文章を書くにあたり敢えて作品を再見することはなかったが、ロードショー当時の自分が「ホッ」としたことは鮮やかに記憶している。ラストに至り、あれだけ殺伐とした物語のなかで、なんと無数の無名の人々の善意が自己犠牲という形になって地球が救われる。そこを見て失笑した人もいるかも知れないし、安易なハッピーエンドととる人もあったろう。しかし私は「ホッ」としたのだ。あまつさえちょっとだけ、涙も流した。
私をホッとさせた要素はなんだったろう。
「二度とニュータイプの素晴らしさなんて語られることはないんだろうか」と。そこに「逆襲のシャア』である。挫折するニュータイプ少女、金で動く未来の見えない政治、先走る革命の矛盾などお得意の「自滅」を綴りながら、しかしあの映画は最期にはそれでも人間を救って見せた。彷徨の果てにそれでも監督は人間を「救う」。結果、旧「ガンダム』に影響を受けた世代である私は、「ああ、あのとき(旧『ガンダム』の頃) 考えたもろもろのことを自分はいまでも信じていていいのだな」と思った。
あれはアニメブームではなく、『ガンダム』ブームだったんだ。
山賀博之
ガイナックス社長で映画監督
俺は、アニメ知らない人の前でアニメの話するのって大抵恥ずかしいけど、『逆襲のシャア』に関しては全然恥ずかしくないね。だって、ありとあらゆる色んな意味での古今東西の創作の中でもあれは一級品の創作だと思うから。ああいう姿勢で作ってる物を越える物ってそうないはずだから。ピカソだって、あれより真面目にやってたかどうか怪しいもんだと思う。創作するものがどんな価値があるかっていうのは、結局社会が決める事だから、あまり関係ないんだ。ただ、そこんところにどういう形で乗ってるかっていうのは大きいよね。だって昔だって歌舞伎とか狂言だってさ、昔なんて今のアニメよりひどいもんじゃん。
あれはアニメブームではなく、『ガンダム』ブームだったんだ。
山賀博之
ガイナックス社長で映画監督
俺は、アニメ知らない人の前でアニメの話するのって大抵恥ずかしいけど、『逆襲のシャア』に関しては全然恥ずかしくないね。だって、ありとあらゆる色んな意味での古今東西の創作の中でもあれは一級品の創作だと思うから。ああいう姿勢で作ってる物を越える物ってそうないはずだから。ピカソだって、あれより真面目にやってたかどうか怪しいもんだと思う。創作するものがどんな価値があるかっていうのは、結局社会が決める事だから、あまり関係ないんだ。ただ、そこんところにどういう形で乗ってるかっていうのは大きいよね。だって昔だって歌舞伎とか狂言だってさ、昔なんて今のアニメよりひどいもんじゃん。
富野さんっていうのは、いい人でありながら、 頭おかしかったから、そこがやっぱり信頼できた。
鈴木敏夫
株式会社スタジオジブリ・プロデューサー
元月刊アニメージュ編集長
だから、高畑さんや宮さんにも、富野さん、『ハイジ』とか色々やってるでしょ……聞いてみた事あるんだよね。「富野さんっていうのは一体どういう役割を担っていたの」って。 そしたら「とにかく一生懸命な人だった」って。高畑さんの家とかしょっちゅう来てたのね。とにかく高畑さんとか宮さんが言ってたのは、『ハイジ』とか『三千里』とか色んな人のコンテがあるでしょ。聞いた話だと、何も使わなかったのがほとんどなんだよね。「でも富野さんのやつはどんな時にでも必ず一箇所いいところがあった」と。それをものすごい評価してた。で、「あの人自身が、何かに拘りを持ってやろうとするから、それが生まれるんだろう」って、その評価は高かったよね。だから、『ガンダム』について、 富野さんと高畑さんが対談した事あるでしょ。あれも、高畑さん、その時の事があったから受けたんだよね。#富野由悠季 #逆襲のシャア #逆襲のシャア友の会
山賀博之
ガイナックス社長で映画監督
山賀 俺は、アニメ知らない人の前でアニメの話するのって大抵恥ずかしいけど、『逆襲のシャア』に関しては全然恥ずかしくないね。だって、ありとあらゆる色んな意味での古今東西の創作の中でもあれは一級品の創作だと思うから。ああいう姿勢で作ってる物を越える物ってそうないはずだから。ピカソだって、あれより真面目にやってたかどうか怪しいもんだと思う。創作するものがどんな価値があるかっていうのは、結局社会が決める事だから、あまり関係ないんだ。ただ、そこんところにどういう形で乗ってるかっていうのは大きいよね。だって昔だって歌舞伎とか狂言だってさ、昔なんて今のアニメよりひどいもんじゃん。
Kindle 版は出さないつもりなのかなあ / #機動戦士ガンダム #逆襲のシャア友の会 評論(ネタバレ注意) - #AQM https://aqm.hatenablog.jp/entry/2023/02/01/000100
『作画しか 見てなかったし 完パケの
最終盤も 見ていなかった』
#機動戦士ガンダム #逆襲のシャア友の会 評論(ネタバレ注意) - #AQM https://aqm.hatenablog.jp/entry/2023/02/01/000100
#機動戦士ガンダム #逆襲のシャア友の会 #aqm #短歌を検出する人 #news