上級生会話試験には、日本語が第一言語の会話担当（＝わたし）と隣にメモをとる観察担当がいる。

その観察担当には毎回昔一緒に働いたことがある元日本語教師にお願いしている。70歳をすぎても観察力は鋭いし、メモも的確、もちろん日本語能力も高いオーストラリア人だ。会話終了時に5分間、彼女とわたしで採点の協議をする。

2度ほど試験が彼女の旅行時に重なってしまい、他の日本語教師に頼んだことがあるが、メモをあまりとってくれなかったので、わたしの意見がメインになってしまい、結局自分ひとりで採点するのと同じ結果に。

「気が合う」というのも大事なのだなと思う。彼女を含めて2人のオーストラリア人日本語教師とは仕事がやりやすい。もうひとりの日本語教師はまだフルタイムの現役教師だが、今度ちょっとしたボランティアで教材仕事を一緒にすることになっている。

どちらとも仕事を離れても友だちでいたいひとたち。
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