生憎店内は花で埋め尽くされており、人が座って休憩する場所もない。仕方なく片脚に体重をかけて腕組みをしている。Yシャツの袖にはカフスボタン、青字ストライプのネクタイに黒のベスト。頭一つ分抜けるほどの高身長が痩躯長身に映る。前髪は重めにサイドへ流し、銀縁眼鏡の奥に潜む瞳は目尻が切り込んでいる。その瞳が今まさに麻美を睨みつけているのだ。服装からしてバーテンダーだろうか。
「ほな、準備しますんで、もう少しだけお待ち下さい」
――客がどういう理由でどういう相手に花を贈ろうが、ウチに任せとったら間違いない、そう言われるようなアレンジをするだけや。多分無愛想なだけで仕事はきちんとやらはる人なんやろう。そうやなかったら「誕生日らしい」だけで花なんか贈らんはず。ピンクばかりも味気ないからアクセントに薔薇は赤でいこう。ベタやけどベタが一番喜ばれるはず。薔薇が嫌いなホステスさんはあまりおらんのちゃうやろか。
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[新作]理性を狂わせる出逢い
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